美女の誘惑に負けたキアヌ・リーヴスを待つ破滅
『ホステル』シリーズのイーライ・ロスが監督し、キアヌ・リーヴスが主演を務めるスリラー映画の邦題が『ノック・ノック』に決定し、日本で公開されることが発表された。
『マトリックス』シリーズのキアヌが本作で演じるのは平和で理想的な家庭を築いた良き父親エヴァン。週末に仕事の都合で1人留守番をすることになったエヴァンを、突然訪ねてきた妖艶な美女ジェネシスとベルが言葉巧みに誘う。誘惑に負け一晩の快楽に溺れてしまったエヴァンは、2人の理不尽なまでの暴力に襲われることになり……。
『食人族』をモチーフに描いた作品『グリーン・インフェルノ』のヒットが記憶に新しいロス監督はインタビューで、「『グリーン・インフェルノ』を撮り終え、一時はこれ以上に掘り下げたいと思える題材がないと思ったんだ。でも『ホステル』や『グリーン・インフェルノ』が共通して最も安全だと思っていた場所“自宅”に圧倒的な危険が迫ったとき、果たして人間はどう行動するのかということに魅了され始めたんだ」と語り、本作で新境地にたどり着いたことを感じさせる。
キアヌを誘惑し、絶望の淵に追い込む美女の一人ジェネシス役を担当するのは、『グリーン・インフェルノ』で初主演を果たしたロス監督の妻ロレンツァ・イッツォ。もう一人の美女ベルには、米映画サイト TC Candler が発表した「世界で最も美しい顔100人」2015年版で9位にランクインした金髪美女アナ・デ・アルマスが挑む。
プロデューサーとしても名を連ねるキアヌが、誰も見たことがないような演技に挑戦していることでも話題の本作だが、美女たちの誘いを断れなかった男を待つのは、どんな破滅なのだろうか……。(編集部・海江田宗)
映画『ノック・ノック』は6月11日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開