金爆・喜矢武、サルになりきる!手塚治虫原作の主演舞台
ゴールデンボンバーの喜矢武豊主演の舞台「GOKU」の公開リハーサルが16日、渋谷のアイア 2.5 シアタートーキョーで行われ、喜矢武のほか、西岡徳馬、大沢逸美、月船さらら、みのすけ、土屋佑壱、佐々木喜英が囲み取材に応じた。
喜矢武にとって昨年3月に公演された初舞台「ふしぎ遊戯」に続く本作は、手塚治虫の「ぼくの孫悟空」を原作に作り出したアクションエンターテインメント。石から生まれた悟空が、猪八戒、沙悟浄と共に三蔵法師のお供で天竺を目指す旅を描き出す。
孫悟空役の喜矢武が「今年はサル年なので、サルにちなんで観てほしい。僕も何度かサルになりきろうと1か月くらい日光さる軍団に入団して……」と冗談を発すると、それを真に受けた大沢が「本当!?」と驚いてみせて会場は大爆笑。西岡から「どんどんサルになってるよ」と言われた喜矢武が、「西岡さんからはいろんなアドバイスをいただいています。ただ、だんだんサルに見えてきたと言われても、褒められているのか、いないのか……。セリフはウッキッキーしかないから」と軽口をたたくと、「んなわきゃーない」というツッコミがまわりから飛んだ。
喜矢武の俳優ぶりについてみのすけが「吸収が早くて。舞台が2度目だというのに、本当にすばらしい」と称賛すると、喜矢武もまんざらではない様子で「後でお礼をするんで」とこっそり(?)耳打ち。しかしその後もみのすけの称賛は止まらず、「やっぱりライブに慣れているから。その場の空気や、相手の言ったことを返したりとか。その辺の素早さは素敵ですね」と付け加えると、さすがの喜矢武も「どうしたんですか!」と照れくさそうな様子だった。
そんな個性豊かな面々に囲まれた喜矢武は、「皆さん、個性が強い方が集まって面白いんだけど、稽古場からアドリブがすごくて。みんな好き放題やっているから大丈夫かなと思っていたけど、それが個性になってそれぞれのキャラクターが仕上がった」と自信をのぞかせる。西岡の「この芝居のテーマは愛だからね」という言葉を受けた喜矢武は、「何も知らない孫悟空が愛を知って変わっていく姿! クーッ!」と誇らしげに語った。「モテますかね?」という喜矢武の言葉に、大沢が「モテますよ」と続けるなど、最後まで息の合ったやりとりを繰り返す出演者たちだった。(取材・文:壬生智裕)
舞台「GOKU」は2月16日から28日までアイア 2.5 シアタートーキョーにて上演