30年間児童性的虐待を繰り返した神父の罪を暴く…アカデミー賞6部門ノミネート『スポットライト』予告編
アカデミー賞主要6部門にノミネートされている映画『スポットライト 世紀のスクープ』の予告編と新ビジュアルが公開され、30年もの期間子供に性的虐待を繰り返した神父の罪を暴こうと奔走する新聞記者たちの姿が披露された。
第88回アカデミー賞で作品賞、監督賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、編集賞にノミネートされ、その結果に視線が集まっている本作は、カトリック教会が組織ぐるみで隠蔽してきた衝撃的な事件の真相を追求するため、アメリカの新聞「The Boston Globe」の記者たちが駆けずり回るさまを活写する社会派ドラマ。1,000人以上の児童に性的虐待を繰り返してきた数十人もの神父たち。彼らの罪はなぜ長年黙殺されてきたのか……。
「これを記事にしたら誰が責任を取るんだ」「では記事にしない場合の責任は?」。公開された映像では、教会という巨大な権力にペンで立ち向かう記者たちの姿が映し出される。「神様に“ノー”と言えますか?」という被害者のセリフが暗示するように、カトリック教会は巨大権力であるとともに、「The Boston Globe」の定期購読者の半数以上が信者という“聖域”。想像を超える驚愕の事実が次々と浮き彫りになるスリリングな展開の先に待ち受けるものとは? 世紀のスクープを追った記者チームの奮闘ぶりと信念が胸に迫る映像となっている。
キャストには、マーク・ラファロ(『アベンジャーズ』)、マイケル・キートン(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)、レイチェル・マクアダムス(『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』)、スタンリー・トゥッチ(『プラダを着た悪魔』)、リーヴ・シュレイバー(『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』)ら実力派俳優陣が勢ぞろい。『扉をたたく人』のトム・マッカーシーが監督&脚本を務めた。(編集部・吉田唯)
映画『スポットライト 世紀のスクープ』は4月15日よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国公開