ディカプリオがみせる父親の顔!息子を殺され復讐の鬼に…
第88回アカデミー賞最多ノミネート作品『レヴェナント:蘇えりし者』から、悲願のオスカー受賞を期待されている俳優のレオナルド・ディカプリオが演じる、主人公ヒュー・グラスの父親としての姿を収めたポスタービジュアルが披露された。
19世紀アメリカの広大な未開拓の荒野を舞台に、狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラスは、狩猟チームメンバーの一人、ジョン・フィッツジェラルドに見捨てられ置き去りにされてしまうばかりか、愛する息子を殺されてしまう……。グラスはフィッツジェラルドに復讐を果たすため、大自然の脅威の中、厳しい冬の寒さに耐え、交戦中の部族の熾烈な襲撃を交わし、約300キロの容赦ない旅を生き延びなければならない……。
ディカプリオは、2013年の俳優休業宣言を覆し本作への出演を快諾しただけあって、格闘シーンで鼻を折るほどの体当たりの熱演を見せている。一方で、「父と息子の絆は、とても強い力でグラスを突き動かす」と懐述するディカプリオ。生きることへの執着は、自身を置き去りにされたことではなく、息子への愛情から生まれた感情だった。
アカデミー賞2年連続受賞に期待がかかるアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督も、「父と息子の愛を丁寧に描いた。それが本作の核となっている」と明かす。その言葉を裏付けるように今回お披露目されたポスターでは、小さな息子を愛おしそうに抱くディカプリオ演じるグラスの姿が印象的だ。
グラスの役作りについて「追求したのは、生き残ろうとする本能の一番奥にあるものを見つけ出すことだった」と語るディカプリオは、ゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞をはじめ数々の映画賞で主演男優賞を受賞しており、悲願のオスカー獲得にも期待が高まっている。また、日本では“Twitterでレオのオスカー受賞を応援しよう!”キャンペーンが実施されており、「本作のレオの演技を正当に評価しなくっちゃ!」「今回こそは獲ってほしいよなぁ それに値する人だと思うよ!」などと“♯レオにオスカーを”というハッシュタグ付きの応援メッセージが続々投稿されている。(編集部・石神恵美子)
映画『レヴェナント:蘇えりし者』は4月22日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開