人気声優・三森すずこ、『ミルキィホームズ』映画化に戸惑い…
人気声優の三森すずこが27日、都内で行われた『劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ ~逆襲のミルキィホームズ~』初日舞台あいさつに出席し、本作の製作に戸惑いがあったことを告白した。
『劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ ~逆襲のミルキィホームズ~』予告編
本作は、2010年より4シリーズが放映された人気テレビアニメの劇場版。偵都ヨコハマを舞台に、お宝をめぐって起こる少女探偵チーム・ミルキィホームズとアルセーヌ率いる怪盗集団・怪盗帝国、さらに明智小衣率いる警察組織・Genius4も加わった三つ巴の激闘を、人気キャラクター総出演で描く。
ミルキィホームズの4人の声を演じる三森、徳井青空、佐々木未来、橘田いずみはカラフルなキャラクター衣装で登場すると、桜井弘明監督も引き込み、「ヨコハマ一の名探偵ミルキィホームズと監督です!」と可愛く自己紹介。その後、アルセーヌ役の明坂聡美も「みなさんの心を奪いにまいりました」と役然としたあいさつでファンを喜ばせた。
昨年秋にアフレコを終えた三森は、「なかなか今日が来なくて、早く来いと思っていたので、今日やっとこさこの日が来て、本当にうれしいです」と大喜び。しかし、最初に映画化の話を聞いた時は「本当?」と思ったそうで、「ミルキィにはいろんな側面があって、アホアホやダメダメなところもあれば、ちゃんとトイズ(特殊能力)が使えてシャキーンな感じもあるから、劇場版はどのタイプで行くんだろうと気になってた」と振り返る。それを受けて、桜井監督は「全部。できるだけ入れ込んだ」と断言。さらに、「大画面で目を回したら困るから、ヤバイと思ったら薄目で観て!」とミルキィホームズの魅力がてんこ盛りの本作故の注意を促し、期待をあおった。
そんな本作のアフレコ時のエピソードを尋ねられると、「楽しかった~」「もっとやりたかった~」と口々に語る面々。三森の口からは「シャーロック演じているときは、本当にストレスフリー」という言葉も。ところが、歌唱シーンは大変だったと打ち明ける三森。橘田に巻き込まれる形で歌うことになったそうで、三森と橘田は「囚人服で歌うシーンはお聞き逃しなく!」とアピールした。
この日は、明智役の南條愛乃から届けられたコメント映像も上映。南條は「小衣を演じると毎回疲れる」そうだが、「パワフルでおバカなだけじゃない格好いいところを見てもらえるかなと思ったので、気合を入れて演じさせてもらいました」と役に込めた思いを語った。(取材・文:鶴見菜美子)
『劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ ~逆襲のミルキィホームズ~』は新宿バルト9ほかにて全国公開中