岡田准一、“シュガー時代”は角砂糖を食べながら打ち合わせ
岡田准一が1日、都内で行われた映画『エヴェレスト 神々の山嶺』フレッシャーズ限定試写会に阿部寛、尾野真千子と共に出席し、4月から新社会人となる約130人のフレッシャーズを前に、新人の頃の頭がおかしくなった“シュガー時代”の様子を明かした。
岡田は、大坂から上京し、V6としてデビューした約20年前に思いをはせ、「何をしたらいいのか考えられないし、言われることばかりで、ずっと怒られ続けていました」と述懐。ジャニーズ事務所所属のアイドルは、ジャニーズJr.として歌やダンスの稽古を積んでからデビューすることが通例のため、Jr.時代がない岡田は他のメンバー以上に目まぐるしい毎日を送り、「最初の3年間は覚えていない」という。さらに、初のドラマ出演では、「恥ずかしくてしょうがないから、芝居をしながらモニターを見る」という行為に及び、幾度となく監督・スタッフに怒鳴られていたのだとか。
そんな苦難の時代を歩んだ岡田だが、その後は「何か自分にあるはずと信じて、わかったような顔をする“シュガー時代”が来る」と吐露。これは岡田の10代後半から20代前半を指しており、「ご飯をあまり食べない時期があって、でも糖分を摂らないと死んじゃうから角砂糖を食べながら打ち合わせを聞いていた」とかなりぶっ飛んだ状況を説明すると「本当によくわからない……」と自分でも苦笑い。この症状は「仕事をして5~6年経って、ちょっと調子に乗る時期」に出るそうで、岡田は「角砂糖片手におかしくなる時期が皆さんもいつか来ると思います」と注意喚起し、フレッシャーズを笑わせた。
そんな岡田からは実になるアドバイスも。「10代はしんどいことも多く、頑張っているのになんで認めてくれないんだと悔しくなるときもある。でも、そのときに自分の仕事が誰に繋がっているのかを考えてほしい」と呼びかけた。「良い仕事の先には誰かの笑顔があって、何かの役に立っている」という考えを持つ岡田は、「それを感じられることを意識するかしないかで大きな違いがある」と話す。そして、「できるだけたくさんの人と良い関係を築いて、ピュアな気持ちを持って企業戦士として戦ってください」とエールを送った。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『エヴェレスト 神々の山嶺』は3月12日より全国公開