『ロッキー』デューク役俳優、死去…スタローンら追悼
ボクシング映画『ロッキー』シリーズのトレーナー、デューク役で知られる俳優のトニー・バートンさんが現地時間25日、カリフォルニア州で死去した。78歳だった。現地ニュースメディアのMLive.comが報じた。
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トニーさんの妹によると、トニーさんは入退院を繰り返していたとのこと。しかし、具体的な病名などは明らかにされていない。
トニーさんは1937年3月23日、ミシガン州生まれ。ミシガン州のアマチュアボクシング王者に2度輝く。その後、俳優として活躍、スタンリー・キューブリック監督作『シャイニング』などにも出演しているが、『ロッキー』シリーズには主要キャストとして6作に登場しており、最初の2作品では主人公ロッキーのライバル、アポロ・クリードのトレーナーとして出演、その後はロッキーのトレーナーとして登場していた。
また、昨年末に日本でも公開され話題となった、ロッキーがアポロの息子と再びボクシングの世界に身を投じるさまを活写した『ロッキー』シリーズ新章にあたる『クリード チャンプを継ぐ男』を、トニーさんは健康状態が良くなかったために、鑑賞できていなかったという。
トニーさんと長きにわたり共演したロッキー役のシルヴェスター・スタローンはInstagramにトニーさんとの劇中写真とともに、「トニー・バートンは、全6作の『ロッキー』シリーズで、デューク役を見ごとに演じた……安らかに眠れ」と追悼メッセージを寄せた。アポロを演じたカール・ウェザースは、「悲しい知らせだ。トニー・バートン、安らかに眠ってくれ。彼の才能と強烈さが『ロッキー』シリーズの成功を手助けした」とツイートしている。(澤田理沙/編集部・石神恵美子)