ジョージ・クルーニーがトランプ氏を痛烈批判!「彼は外国人嫌いのファシスト」
アメリカの俳優ジョージ・クルーニーが、1日(現地時間)の「スーパーチューズデー」で勝利し、アメリカ大統領選の共和党指名争いで主導権を握ったといわれる不動産王ドナルド・トランプ氏を「外国人嫌いのファシスト」と痛烈に批判した。
ヒラリー・クリントン氏を応援しているというジョージは The Guardian 誌のインタビューで、トランプ氏が相次いで勝利をおさめる共和党の州予備選について「狂っている」と発言。トランプ氏を「昔は自分に都合のいいことを言うだけのただの日和見主義者だった。今の彼は外国人嫌いのファシズム主義者だよ」と切って捨てた。
「選挙の時は皆おかしな状態になるものさ。馬鹿みたいな意見が支持されるんだ」と続け、「イスラム教徒の人々をアメリカから排除するなんてありえないよ。自由の女神にも『自由の息吹を求める群衆を与えたまえ』と書いてあるじゃないか」とトランプ氏が掲げる「イスラム教徒の米国への入国を禁止すべき」という主張にも真っ向から反対する姿勢を見せた。
そして、「正しいこと以外の全てをやり尽くしたアメリカ人なら、正しいことを行うと期待していい」という元イギリス首相ウィンストン・チャーチル氏の名言を引用し、「将来のことまで見据えれば、彼(トランプ氏)のような存在も必要だ」と見解を述べている。
『オーシャンズ11』『ゼロ・グラビティ』などの出演作で知られ、最近はプロデューサー、監督としても活躍しているジョージ。2012年の大統領選ではバラク・オバマ氏を支援する夕食会を主催し、1,200万ドル(約14億4,000万円・1ドル120円計算)もの支援金を集めて話題を呼んだ。(編集部・海江田宗)