神木隆之介と古川雄輝が仲良しトーク!ファンから黄色い声援
映画『太陽』の完成披露試写会が7日、都内で行われ、舞台あいさつにW主演を務めた神木隆之介と門脇麦のほか、古川雄輝、古館寛治、前川知大(原作・脚本)、入江悠(監督・脚本)が出席、詰め掛けたファンから黄色い声援を受けていた。
本作は、前川率いる劇団「イキウメ」によって上演された同名舞台を、入江監督が映画化。21世紀初頭、蔓延したウイルスによって世界の人口が激変。若く健康な肉体と高い知能を有するも、紫外線に弱いため夜に生きる新人類ノクスと、太陽の下で自由を謳歌しつつも、暮らしは貧しいままの旧人類キュリオの対立と融和を描き、生きることの意味を問う。SFであり、人間ドラマであり、社会派ドラマであり、ラブストーリーでもあり……。あらゆる要素が交じり合い、様々な見方の出来る映画に仕上がっている。
劇中でノクス社会への憧れを抱くキュリオの青年・奥寺鉄彦を演じた神木は「とにかく寒かったですね。劇中で寒がるシーンがあって、助かりました。寒くないシーンはやれなかった」と過酷な撮影を振り返る。共演の古川が「寒そうに見えなかったよ」と突っ込むと神木は「寒かったんだよ!」と返し、顔を見合わせた2人は無言になった後、大笑い。今をときめく俳優たちの仲の良さが垣間見えるやり取りに、集まった観客からは歓声が上がっていた。
一方、鉄彦の幼なじみである生田結を熱演し、神木とのW主演を担った門脇は「ほんとに寒くて、睡眠不足もあってすごく眠くて……。生命の危機を感じてひたすら食べていました。後でコロコロに太ってしまった自分を見て、びっくりした」というエピソードを披露。最後に、入江監督が「前川さんの原作は10年に1本の面白い作品だと思っている。何が面白いのかはまだわかっていないけれど、それをずっと(撮影中に)考えている映画でした」とアピールしていた。(取材・文:福住佐知子)
映画『太陽』は4月23日より角川シネマ新宿ほか全国公開