『はじまりのうた』監督が批評家ロジャー・エバート/監督ラス・メイヤーさんの映画を製作か?
映画『はじまりのうた』『ONCE ダブリンの街角で』のジョン・カーニー監督が、映画『ラス&ロジャー・ゴー・ビヨンド(原題) / Russ & Roger Go Beyond』の監督候補に挙がっていることがDeadlineほか複数メディアで報じられた。
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本作は、映画『フィルス』のマーク・アミンの制作会社ソビニ・フィルムズ、映画『フェイス/オフ』のデヴィッド・パーマット、リチャード・ワルツァーが、STXエンターテインメントのもと企画している作品。監督はこれまでマイケル・ウィンターボトム、ベン・スティラーなどが候補に挙がっていたが決まらず、新たにジョン・カーニーと初期交渉に入ったようだ。
脚本は、テレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」のクリストファー・クルースが執筆。そのストーリーは、後に全米を代表する批評家となるロジャー・エバートさんが映画監督ラス・メイヤーさんに彼の作品に対してポジティブな批評を記した手紙を書いたことがきっかけで、カルト的人気作品『ワイルド・パーティー』(1970)の脚本を共同執筆する過程を描いたもの。『ワイルド・パーティー』は、初めてメジャースタジオが公開したX-指定作品として注目を浴びた。
キャストには、すでに映画『俺たちフィギュアスケーター』のウィル・フェレルがラス・メイヤーさんを演じ、映画『アナと雪の女王』でオラフ役として声優を務めたジョシュ・ギャッドがロジャー・エバートさん役に挑戦することになっている。もしジョン・カーニー監督に決まれば、音楽から離れた題材でどのような手腕を見せるか楽しみだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)