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綾野剛&瑛太、佐藤浩市におねだりをダメ出しされる

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ダメ出しされてがっかり?
ダメ出しされてがっかり?

 俳優の佐藤浩市綾野剛瑛太が7日、都内で行われた映画『64-ロクヨン-前編/後編』完成報告会見に出席、綾野と瑛太は佐藤の座長ぶりをたたえて食事に連れて行ってほしいと頼みこんだものの、佐藤は二人のおねだりにダメ出しをして撃沈させた。

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 本作は、横山秀夫の人気小説を映画化した感動の人間ドラマ。昭和64年に起きた未解決の少女誘拐殺人事件“ロクヨン”と、14年を経て起きたロクヨンの模倣誘拐事件、2つの事件解決に挑む県警の広報官・三上(佐藤)の姿が、県警記者クラブとの衝突や警察内部の対立などを交えて描かれる。豪華キャスト陣も話題で、会見には榮倉奈々夏川結衣緒形直人窪田正孝坂口健太郎椎名桔平滝藤賢一奥田瑛二仲村トオル吉岡秀隆永瀬正敏瀬々敬久監督、横山秀夫(原作)も登場した。

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 「久しぶりに身を削らせていただきました」と話す佐藤は、本作の魅力を「これだけのメンバーと三上との十番勝負」と評し、「こちらの方が終われば次はこちらという対決シーンで、刀傷を随分負いながらゴールまで行った」と吐露。そして、「スクリーンを通してその高揚感が伝われば」と充実した表情を浮かべた。

 その佐藤を敬愛しているという県警本部長・辻内役の椎名は、先輩の佐藤からごちそうになったことを明かし、「そういうお気遣いが全編に出ている映画」とふざけながらも、佐藤から「お酒をおごらせていただいたおかげで、翌日、サディスティックな椎名桔平が見られてよかったです」との言葉を引き出してご満悦。

 そんな中、記者クラブを仕切る東洋新聞のキャップ・秋川を熱演した瑛太は、撮影前に佐藤から「全力でぶつかってこい。全部受けとめてやるから」と言われて気を引き締め、緊張しながらも体当たりで臨んだことを打ち明ける。また、「現場では浩市さんがすごく気配りされて、浩市さんの面白いオヤジギャグで和やかにさせてもらった」と感謝すると、本作の魅力を「内容も全てパーフェクトで、何より佐藤浩市さんが素晴らしい」と絶賛。しかし言葉の裏を読み取った佐藤は、「飯おごれ! という合図だと思う。でも今だったら……もうちょっと褒めたら旨い寿司屋かな」とダメ出し&アドバイス。瑛太も「すいません、ちょっと甘かったです」と謝罪し、笑いを誘った。

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 一方、三上の部下・諏訪を演じた綾野は、役づくりについて「一人の男が一人の男の背中を受け継いでいくという人間臭さを出したかった」と語ると、「それは浩市さんの背中を見ていれば十分でしたし、現場でたくさんのことを教えてくださったので、結果的にはついていくだけでいろんなことが成立したと思っています」と述懐。その後、「浩市さん、僕もお寿司……」とうかがいを立てるも、佐藤は「ごめん、聞いてなかった」とつれない態度で、綾野をがっかりさせていた。(取材/錦怜那)

映画『64-ロクヨン-前編』は5月7日、『64-ロクヨン-後編』は6月11日より全国東宝系にて公開

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