“5人目のビートルズ” ジョージ・マーティンさん死去
ロックバンド「ザ・ビートルズ」の多くの作品をプロデュースし、“5人目のビートルズ”ともいわれた音楽プロデューサーのジョージ・マーティンさんが亡くなった。90歳だった。ビートルズのドラマーだったリンゴ・スターが、9日、自身のTwitterで明かした。
リンゴは「ジョージ・マーティンに神の祝福を。そして(マーティンの妻の)ジュディや彼の家族に平穏と愛を。リンゴと(妻の)バーバラより。ジョージ、君がいなくなってさみしいよ」とツイート。続けて、マーティンさんとビートルズのメンバーで撮影した写真を掲載し、「ジョージ、きみのすべての愛とやさしさに感謝する」とつづっている。
米Billboardや The Hollywood Reporter などによると、ユニバーサル・ミュージック・グループの担当者もマーティンさんの死について認めているものの、詳しい死因については明らかにされていないとのこと。
ジョン・レノンさんとオノ・ヨーコの息子であるショーン・レノンも、Instagramに「とても打ちのめされて、言葉が出てきません」と追悼文を掲載。そのほかにもリアム・ギャラガーやデヴィッド・キャメロン英首相らが、Twitterなどを通して彼の死を悼んでいる。
1960年代にビートルズの才能を見いだしたマーティンさんは、彼らの栄光の時代を築いた立役者として『ビートルズと私』『ジョージ・マーティン ~ビートルズを完成させた男~ [劇場版]』などのドキュメンタリー映画にも出演。また映画『ビートルズがやって来る/ヤァ!ヤァ!ヤァ!』や『007/死ぬのは奴らだ』の音楽も担当していた。(編集部・井本早紀)