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キルステン・ダンストら演技派俳優が明かす超能力を持った子供を描いた『MUD マッド』監督の新作とは?

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キルステン・ダンスト
キルステン・ダンスト

 ベルリン国際映画祭に出品された話題作『ミッドナイト・スペシャル(原題) / Midnight Special』について、マイケル・シャノンキルステン・ダンストジョエル・エドガートンジェイデン・リーバハージェフ・ニコルズ監督が、3月7日(現地時間)、ニューヨークで行われた Apple Store のイベントで語った。

【動画】ジェフ・二コルズ監督作『MUD マッド』

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マイケル・シャノン

 同作は、超能力を持つ8歳の少年アルトン(ジェイデン)を、追っ手から守ろうとする父親ロイ(マイケル)と母親サラ(キルステン)とロイの友人ルーカス(ジョエル)の逃避行を描いたもの。息子の持つ能力が徐々に明かされていく設定が興味深い。映画『MUD マッド』のジェフ・ニコルズがメガホンを取った。

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ジョエル・エドガートン

 ジェフは頭の中にあったイメージと実体験を基に映画化したそうだ。「まずイメージとして、2人の男が南部の州を深夜に車で飛ばしているストーリーを展開させた。ただその時点では、A地点からB地点に向かうという過程だけを描いたような脚本で、どんな映画にするのか、テーマはわからなかった。実は、当時生後8か月だった僕の息子が、熱性けいれんを起こして、それは僕と妻にとってはとても怖い体験だった。息子にはいつ何が起きるかわからないという恐怖に直面した。そんな実体験がきっかけで、特殊能力を持つ子供の両親の感情をテーマにして今作を映画化することができた」と語った。

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ジェイデン・リーバハー

 出演経緯について、ジョエルは「ジェフとサンタフェで会ったとき、ちょうどその頃ローカルシアターで『MUD マッド』が上映されていた。彼と直接対面するだけでなく、映画自体が(彼の作品を)雄弁に物語っていて、さらに今作の脚本を読んでみて、まるで3D体験したようだった。俳優として、いつも自分で作品を選考するが、いろいろ成し遂げた監督と仕事をすることが、自分自身の作品の水準を上げてくれる。ジェフはすでに数作手掛けていて、自分のすることが明確だ」と語った。一方ジェイデンは「脚本に惹かれ、彼は監督としても優れ、参加するのに問題なかった」と答え、キルステンは「ずっとジェフ作品のファンだったわ」と明かした。

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ジェフ・ニコルズ監督

 ロイを演じるマイケルは「ロイは、息子の超能力を理解しているが、その超能力をめぐって何が起きているかイマイチ理解できていない。さらに彼は自分の人生においてもさまざまな混乱を抱えてきている。でも一つ確かなことは、彼の子供に対する深い思いだ」と答えた。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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