米女性、ワニの“ランボー”を守るために戦う!
ペットのワニ、“ランボー”が規定を超える大きさに達したために所有権の放棄を求められているアメリカ人女性が、愛するランボーを守るために戦っている。15日(現地時間)に New York Daily News など多くのニュースサイトが報じた。
シルヴェスター・スタローンが主演し、世界中で大ヒットした『ランボー』シリーズのランボーと同じ名前が付けられたこのワニ。同シリーズのように“世界最強の一人軍隊”とまではいかないが、普通のワニとはまったく違い、服を着てバイクにまたがることができ、専用の寝室まで用意されている。
フロリダ州に住むメアリー・ソーンさんがランボーと暮らし始めたのは11年前。産まれてから4年もの間、照明のない倉庫に置かれた小さな水槽に閉じ込められていたランボーを引き取ったのだという。メアリーさんと出会ってすくすくと成長したランボーだったが、大きさが180cmに達したことで今回の所有権問題が発生。同州では180cmを超えたワニを飼うためには約1万平方メートルの土地が必要とされている。
メアリーさんによるとランボーは人を“噛まない・引っ掻かない・はたかない”ようにしっかりと教育されており、実際にランボーは小学校やチャリティーのイベントに参加して、は虫類について子どもたちが理解を深めるために一役買っているという。また、4年間暗闇の中にいたことでランボーは光に対して過剰な反応を見せることがあり、その点でもランボーの引き取り手を見つけることは困難だとメアリーさんは主張している。
ランボーがこれからもメアリーさんと生活を続けられるのか、それとも映画『ランボー』のように孤独なサバイバルに身を投じなければならないのか、大きな注目を浴びている。ネット上ではこの件をスタローンに知らせようという声もあるが、映画『クリード チャンプを継ぐ男』での名演でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたスタローンは、ワニのランボーに関するコメントをまだ発表していない。(編集部・海江田宗)