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石倉三郎、自民党政調会長を表敬訪問 越前和紙について意見交わす

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稲田朋美氏と握手する石倉三郎
稲田朋美氏と握手する石倉三郎

 映画『つむぐもの』で和紙職人を演じた俳優の石倉三郎とメガホンを取った犬童一利監督が23日、自由民主党本部で「和紙の未来を創る議員連盟」会長・稲田朋美自民党政務調査会長を表敬訪問して手漉(てす)き和紙で作成したポスターを贈呈するなど初主演映画のPR活動を行い、伝統的工芸品である越前和紙についても意見を交わした。

映画『つむぐもの』予告編

 同作は紙漉(かみす)き一筋で生きる頑固な越前和紙職人(石倉)と、韓国からやってきてひょんなことから彼を介護することになった落ちこぼれ女子(キム・コッピ)が、介護や和紙づくりを通じてきずなを育む人間ドラマ。

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 越前和紙は約1,500年の歴史を誇る伝統的工芸品で、劇中と同じ場所で紙漉きを体験したことのある稲田氏が「案外重くて、難しいですよね」と振り返ると、石倉も「必死でした。和紙の重みといいますか、100年200年平気で持つ紙なので。精神的なものがすごかったです」と身の引き締まる思いで演じた心境を吐露した。

画像テキスト
左から滝波宏文氏、稲田氏、石倉、犬童一利監督

 その後、映画についても感想を話し合い、稲田氏が「本当に良かった。感動して泣きました」と述べると、石倉は「とにかく町が良くて。みなさん協力的でありがたかったですね」と映画の舞台となった福井県への感謝の思いを語った。(取材・文:中村好伸)

映画『つむぐもの』は公開中

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