藤原竜也、“架純パワー”が『僕街』ヒットの理由と分析!
俳優の藤原竜也と有村架純が24日、都内で行われた映画『僕だけがいない街』の大ヒット記念舞台あいさつに登壇。19日に公開初日を迎えた本作が、土日2日間(19~20日)の全国映画動員ランキング(興行通信社発表)で、初登場第2位の好発進となったことを受け、ヒットの理由を聞かれた2人は「それはもう、架純パワーじゃないですか」と藤原が言えば、有村も「原作ファン、竜也さんファンの方に、たくさん足を運んでいただいているんじゃないですか」と分析し合った。
本作は、三部けいによる同名漫画を基に、時間が巻き戻る不思議な現象“リバイバル”に巻き込まれた主人公・藤沼悟(藤原)が、過去と現在を行き来しながら、18年前に遭遇した未解決事件の真相に迫っていくミステリー。この日は、本作でメガホンを取った平川雄一朗監督も出席した。
藤原は「原作ファンの方、いいも悪いも、いろいろ意見があると思いますが、すべて平川監督にぶつけていただいていいです」と監督に視線を向けて微笑みつつ、大ヒットを喜ぶ。そして、「10代、20代の『泣けた』というコメントが多いようです」という進行役の説明に、有村は「自分と歳の近い方にそう言っていただくと、親近感というか、共感のようなものを感じます」と話し、「(鈴木梨央ふんする)加代が悟の手袋を作るために、さりげなく手の大きさを測るシーンなんて、キュンキュンしてしまいました」とお気に入りのシーンを上げた。
一方、「ぼくは、架純ちゃんとの高架橋下のシーンかな」と自身の泣けたシーンを語った藤原は、「恐らく今日が、みなさんの前での(本作の舞台)あいさつ、最後になると思います。これで一段落、一区切りがつき、作品が一人で歩き始めると思うと、寂しくもあり、最後まで全うできてホッとした気持ちでもある」と初共演の有村や平川監督との日々を思い出したかのよう。「新しい春を迎えて、みなさんにいいことがたくさんあるように祈っています。春を満喫してください」と観客にメッセージを送ると、有村も「(本作から)1つの勇気がいろんな可能性を生んでくれると、感じてもらえれば」と話していた。(取材/岸田智)
映画『僕だけがいない街』は全国公開中