岡田准一と阿部寛のラブストーリーを撮りたかった!岡田が裏話を告白
岡田准一が24日、都内で行われた主演映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の大ヒット記念トークショーに出席し、「阿部(寛)と岡田のラブストーリーを撮りたいんだ」とメガホンを取った平山秀幸監督に告げられていたことを明かした。
映像化不可能と言われていた夢枕獏の山岳小説を、キャスト、スタッフがエベレストに実際に登り、日本映画史上初の標高5,200メートルでの撮影を敢行した本作。この日は、世界最高齢の80歳で3度目のエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎氏、登山家・医師の今井通子氏、本作の山岳監修を務めた八木原圀明氏も登場した。
三浦氏は、岡田の演技を「5,000メートル超なのに、一流の登山家の足取りで、演技と同時にアスリート的な立ち振る舞いがすごかった」と手放しで称賛。岡田は「事前に、三浦さんのところで6,000メートル級の酸素濃度の低酸素トレーニングをさせていただいたのも大きかった」と振り返りつつ、現地撮影に帯同した八木原氏について「イエティ(雪男)を一緒に探したのですが、八木原さんのイエティに対する情熱がすごすぎて、たまに『イエティがいた!』と思ったら、八木原さんだったこともある」と極地での笑えるエピソードも披露した。
「今後、目指したいことは?」という問いかけに、三浦氏が「もう1回、エベレストに行ってみたい」と止まることない情熱を明かすと、岡田も「僕も阿部さんと、いつかエベレストに登りましょうと話していて。『ちょっと考えさせてくれ』と言われているんです。一緒に行く約束は取り付けていますので、いつか登りたい」と刺激された様子。さらに「平山監督から、『男同士の話を撮りたい』『阿部と岡田のラブストーリーを撮りたいんだ』と言われました。そうなってましたか?」と会場に語りかけていた。
本作は、山岳史上最大の謎を追う山岳カメラマンの深町誠(岡田)と、エベレストに魅入られた孤高の天才クライマー・羽生丈二(阿部)、彼らを待つ女性・岸涼子(尾野真千子)の三人を中心に、世界最高峰の「神々の領域」に命がけで挑む人々の姿を描く壮大な冒険エンターテインメントだ。(取材/岸田智)
映画『エヴェレスト 神々の山嶺』は全国公開中