ダニエル・クレイグ『007』ボンド続投は本人次第 監督が明かす
大ヒット作『007』シリーズで6代目ボンドを務めるダニエル・クレイグが降板するのではないかと注目されている中、昨年12月に公開された『007 スペクター』でメガホンを取ったサム・メンデス監督が、「終盤でダニエルはボンドにさよならを告げているように感じた」と意味深な発言をした。
『007/カジノ・ロワイヤル』(2006)で6代目ボンドに就任し、自身4度目となるボンドを演じきった『007 スペクター』公開後のインタビューで、「ボンド映画をもう1本撮りたいですか?」と聞かれたダニエルは、「そんなことをするくらいならこのグラスを割って手首を切った方がいい。今はやりたくない。まったくね。今はもう十分という気分だ。やり遂げたよ。前に進みたい」とコメントしていた。
そして今回、メンデス監督はそんなダニエルについて、「ダニエルがボンドにさよならを告げているように感じた」と Empire Online に語った。しかし、メンデス監督は「でも彼が簡単に戻ってくる方法がある。ボンドは死んでないからね! つまりダニエルが(続投を)決めることだ。でも戻りたいと100パーセント思わなければだめだと思うし、彼もそれを承知だ」と全てはダニエル次第であることを強調。「彼には休憩が必要だ。他の役にも挑戦してみて、その後で彼がどうするか決めることだろう。あなた方と同じように、僕もかなり興味を抱いて見守るよ」と続けていた。
一方で、次期ボンド俳優への関心も世間では高まっており、イドリス・エルバ、トム・ヒドルストン、ダミアン・ルイスらの名前が候補に挙げられている。また、映画『ホビット』シリーズのキーリ役で知られるエイダン・ターナーがロサンゼルスで、本シリーズのプロデューサーたちと会合していたとの情報が The Sun 紙に寄せられたことで、有力候補として報じられていた。(編集部・石神恵美子)