19歳エリザベス王女が宮殿を抜け出す!英国王室版“ローマの休日”予告編
19歳のエリザベス王女が宮殿を抜け出してロンドンの街で過ごしたある一夜を描いた新作映画『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』の予告編が公開され、プリンセスならではの大失態をおかしてしまうチャーミングなエリザベスの姿が披露された。
今年生誕90周年を迎えるエリザベス女王。本当にあった“英国王室版”『ローマの休日』(1953)とも言える本作は、19歳のエリザベスが、父である国王ジョージ6世の許しを得て、生まれて初めてお忍びでバッキンガム宮殿をあとにした一夜を通して、芽生える次期女王としての覚悟を描く。
公開された予告編では、1945年5月8日、長きにわたっていた第二次世界大戦が正式に終わりを迎え、歓喜に沸くロンドンの様子が映し出される。父・国王ジョージ6世から外出の許可を得たことで胸を躍らせるエリザベスと妹マーガレット。ドレスアップし、いざ街に繰り出すと、シャンパンに勢いづいたマーガレットはどこかへ。慌てて追いかけるエリザベスだったが、ロンドン市民の足である2階建バスの停め方すら知らず。いざ、停めようとするも男性と一緒にバスの外へ飛び落ちてしまう大失態……。プリンセスならではの失敗がコミカルに描かれている。
一方で、助けてくれた男性が軍隊にもみくちゃにされると、「王女エリザベスよ!」と一喝して場を制するなど、次期女王としての風格もうかがえる。「イン・ザ・ムード」「タキシード・ジャンクション」など、往年の名曲と共に描かれる思いがけない出会いは、英国王室ファンのみならず楽しめそうだ。
メガホンを取ったのは、サンダンス映画祭で絶賛され、本国イギリスで社会現象を巻き起こしたハートフルドラマ『キンキーブーツ』のジュリアン・ジャロルド。『ドラキュラZERO』『アンチヴァイラル』などのサラ・ガドンがエリザベスを演じ、『トランスフォーマー/ロストエイジ』のジャック・レイナー、『アナザー・カントリー』のルパート・エヴェレット、『奇跡の海』のエミリー・ワトソンらが脇を固めている。(編集部・石神恵美子)
映画『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』は6月よりシネスイッチ銀座ほか全国公開