『バクマン。』が日プロ大賞ベスト1&作品賞獲得!
第25回日本映画プロフェッショナル大賞が発表され、映画『バクマン。』が選考委員が選出するベストテン1位と作品賞に輝いた。
1992年に創立された本賞は、監督、プロデューサー、脚本家、宣伝関係者、興行関係者、映画評論家、編集者などの映画関係者で構成された選考委員が、健闘しながらも諸々の理由から既成の映画賞で受賞に至らなかった作品・スタッフ・キャストらを、投票と独自の評価で選出している。
そんな同賞の作品賞に選ばれた『バクマン。』は、漫画「DEATH NOTE」の原作者、大場つぐみと小畑健による人気漫画を『モテキ』などの大根仁監督が実写映画化した作品。佐藤健と神木隆之介が演じる高校生コンビが、プロ漫画家になって夢を叶えるために日々奮闘する青春サクセスストーリーとなっている。
そのほか個人賞では、『ピース オブ ケイク』で流されるままに男性と付き合ってしまうダメ女を演じた多部未華子が主演女優賞を受賞。また、主演男優賞を『ソレダケ/that's it』で戸籍を奪われドン底の生活からはいあがろうとする男にふんした染谷将太が獲得したほか、塚本晋也監督がベストテン2位にも選ばれた映画『野火』で監督賞を受賞した。授賞式は5月3日にテアトル新宿で開催される予定。(編集部・小泉裕嗣)
第25回日本映画プロフェッショナル大賞の受賞結果は以下の通り。
ベストテン
1位『バクマン。』
2位『野火』
3位『ローリング』
4位『GONIN サーガ』
5位『ハッピーアワー』
6位『岸辺の旅』
7位『ソレダケ/that's it』
8位『トイレのピエタ』
9位『きみはいい子』
9位『私たちのハァハァ』
個人賞
作品賞:『バクマン。』(監督:大根仁)
監督賞:塚本晋也(『野火』)
主演女優賞:多部未華子(『ピース オブ ケイク』『映画 深夜食堂』)
主演男優賞:染谷将太(『さよなら歌舞伎町』『ソレダケ/that's it』)
主演男優賞:川瀬陽太(『ローリング』『犯る男』)
新人監督賞:安川有果(『Dressing Up ドレッシングアップ』)
新進プロデューサー賞:深田誠剛、小野仁史(『恋人たち』)
特別功労賞:芦澤明子(『岸辺の旅』及び、長年の映画撮影の功績に対して)