中村勘九郎が火まみれに!堤幸彦『真田十勇士』初映像
中村勘九郎、松坂桃李が出演しヒットを記録した同名舞台を大島優子を迎えて映画化する『真田十勇士』から初映像となる特報が公開され、中村ふんする抜け忍の猿飛佐助が、火まみれになりながら敵に立ち向かう姿が明らかになった。メガホンを取ったのは、映画『TRICK〈トリック〉』『20世紀少年』を手掛け、舞台版でも演出を担当した堤幸彦監督。
本作は、天下の名将と名高い真田幸村が実は腰抜けの武将だったという、人気脚本家マキノノゾミによる大胆な発想を描くエンターテインメント大作。関ヶ原の戦いから10年、天下統一目前の徳川家康と復権を狙う豊臣家の対立が深まる戦国の世で、名将として世間から尊敬を集めるも実像と虚像のギャップに悩む幸村(加藤雅也)に、偶然出会った佐助が「オイラの嘘で、あんたを本物の天下一の武将に仕立て上げてみせようじゃないか!」と提案。同じく抜け忍の霧隠才蔵(松坂)をはじめ、一癖も二癖もある十人の勇士たちを集め「真田十勇士」を結成し、ついには徳川軍との決戦に挑む。
公開された映像の冒頭では、佐助に「不安だぁ」とこぼす頼りない幸村の姿が。それとは対照的に、火まみれになりながら敵を蹴り上げる佐助や、冷静な表情を浮かべ剣を構える才蔵、佐助と才蔵の命を狙う女忍の火垂(大島)の姿が次々に映し出され、佐助らのアクロバティックな殺陣や合戦での激しい爆発シーンなど、スケールの大きい戦闘描写にも期待が高まる仕上がりになっている。
他キャストにも、徳川家康役に松平健、淀殿役に大竹しのぶ、徳川軍の忍・仙九郎役に石垣佑磨、真田十勇士の根津甚八に永山絢斗、由利鎌之助に加藤和樹といった豪華な顔ぶれがそろう。(編集部・高橋典子)
映画『真田十勇士』は9月22日より全国公開