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多部未華子と要潤が実感、俳優という“夢”を追い続ける難しさ

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俳優業について語った、要潤と多部未華子
俳優業について語った、要潤と多部未華子 - 写真:奥山智明

 20歳の姿に戻った73歳の毒舌おばあちゃんが再び夢を追う姿を描いた映画『あやしい彼女』で共演した多部未華子要潤が、俳優という“夢”を追い続ける難しさについて語った。

映画『あやしい彼女』予告編

 『舞妓 Haaaan!!!』『謝罪の王様』などで知られる水田伸生監督がメガホンを取った本作は、皮肉屋で頑固なおばあちゃん・カツ(倍賞美津子)が、ある日20歳に若返り、髪型や洋服だけでなく名前も変えて新たな人生をスタートさせるさまが描かれる。

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 20歳に戻れたら? という質問に、要は「20歳の頃の後悔はない」と言い、「ちょうど『仮面ライダーアギト』でデビューしたばかりの頃で毎日が新鮮でしたから」と当時を回顧。今年27歳の多部も「今好きなことをやれているという実感がある」と言い切り、「この仕事に執着はないつもりですし、こういう役をやりたい! という欲もないのですが、やめていないってことは楽しめているのだと思います」と明かす。二人ともカツのように「やり残してしまった人生」とは無縁の日々を送っているようだ。

 ただ、俳優業は志す者も多く、誰もが続けられる仕事ではないことも確か。シビアな世界について、多部は「やはり人柄だなと。どんなに演技力があっても歌が上手くても、求められなければやっていけない」と語り、「媚を売るわけではありませんが、人に愛されるのが大事だなと思うんです。それって難しいだろうな……って他人事みたいですけど」とはにかんだ。

 一方、要は「諦めないこと、やめないことが大事」と続け、「僕は、趣味などは自分で『出来たな』と思うとやめてしまう。けれど俳優には、出来た! と思う瞬間がない。やり続けていると目的地さえわからなくなったりして、それでず~っとやり続けている感じです」と自らの役者人生を振り返る。

 さらに「こんなん観たことないやろ! という芝居をいつでも模索している」と打ち明け、「僕が偉そうに言うのもなんですが、大事なのはオリジナリティーですよね。人の真似をしていたら二番煎じで存在は消える。いつでも模索しながらお芝居をしていると、それが観る人の心を打つのかも」と力強いまなざしで語っていた。(取材・文/浅見祥子)

映画『あやしい彼女』は4月1日公開

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