タイムスリップしたヒトラーがモノマネ芸人としてブレイク!
史上最悪の独裁者アドルフ・ヒトラーが21世紀にタイムスリップするさまを描いた映画『帰ってきたヒトラー』の予告編が公開され、現代に復活したヒトラーが完成度の高い“ヒトラーのモノマネ芸人”としてテレビ出演し、観客を惹きつけていく姿がお披露目された。
ドイツでベストセラーにもなった超問題小説をダーヴィト・ヴネント監督が映画化した本作。無名の実力派舞台俳優オリヴァー・マスッチふんするヒトラーが、タイムスリップして目覚めたのは2014年の現代。その存在感でモノマネ芸人としてテレビデビューをかざったヒトラーは、インターネットなど1945年にはなかったものを活用し、大衆の心をわしづかみにしていく。民衆の望む世界を実現するために爆走するヒトラー、そして迎える原作とは違う衝撃的な結末とは?
公開された映像には、自信に満ちた演説をするヒトラーの姿を羨望のまなざしで見つめる人々や、反対に戦争体験者であろう老女がヒトラーの恐ろしい正体を見破っている様子が映し出されている。映像のラストには、ヒトラーが自分の名前でメールアドレスを作成しようとするも、すでに使用されているためアドレスが取得できないといったコミカルなシーンも流れるなど、モラルと背徳の狭間を攻めた危険なコメディーとなっている。(編集部・小泉裕嗣)
映画『帰ってきたヒトラー』は6月よりTOHOシネマズシャンテ他全国順次公開