女性同士の愛『キャロル』最優秀映画賞!
第27回GLAADメディア・アワードが発表され、女性同士の恋愛を描いた『キャロル』が最優秀映画賞を受賞した。
GLAADメディア・アワードは、GLAAD(The Gay and Lesbian Alliance Against Defamation“中傷と闘うゲイとレズビアンの同盟”)が主催する賞で、ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダーであることを公にし、平等を促すことに大きく貢献したメディアで働く人たちや、LGBTコミュニティーと抱えている課題を、正確かつ包括的に描写した作品に贈られる。
Deadlineなどによると、授賞式では「センス8」で最優秀ドラマ・シリーズを受賞したアンディ・ウォシャウスキーが初めて女性のリリー・ウォシャウスキーとして公の場に出席。スリットの入った黒のドレスで、笑顔を見せていたという。
ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、トランスジェンダーに対する理解を世間に広めた人物に贈られるヴァンガード賞は、歌手でテレビ映画「キャンプ・ロック」シリーズのデミ・ロヴァートが受賞。カミングアウトしていることに加え、仕事を通じて差別を撲滅することに貢献した人物に贈られるスティーブン・F・コルザック賞は、「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」のルビー・ローズに贈られた。主な受賞結果は以下の通り。(澤田理沙)
■最優秀映画(ワイドリリース)
『キャロル』
■最優秀ドラマ・シリーズ
「センス8」
■最優秀コメディー・シリーズ
「トランスペアレント」
■最優秀テレビ映画・ミニシリーズ
「BESSIE/ブルースの女王」