RADWIMPS、新海誠監督『君の名は。』で映画音楽に挑戦!
映画『トイレのピエタ』で第39回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した野田洋次郎率いる人気ロックバンドRADWIMPSが、『言の葉の庭』『秒速5センチメートル』などの新海誠監督が監督と脚本を務めた新作アニメーション『君の名は。』(8月26日公開)の音楽制作を担当したことが明らかになった。
同作は、東京に暮らす男子高校生・立花瀧(たちばなたき)と山深い田舎町に暮らす女子高校生・宮水三葉(みやみずみつは)が、お互いの心と体が入れかわる奇妙な夢を通じて経験する恋と奇跡の物語。神木隆之介と上白石萌音が主人公とヒロインの声を担当することでも話題を呼んでいる。
音楽制作をオファーするにあたり、「実現の可能性を考えもせず」にRADWIMPSの名を挙げていたという新海監督。そして2年前、野田との対面が実現し、夢にまで見たコラボレーションが実現。曲を聴いたうえで作りたいシーンがあるという監督の要望に応えた野田と、製作初期からデモ曲をやり取りしてきたといい、「正式に一緒にやろうと決まった時から今のこの瞬間まで、ずっと夢を見ているように幸せです」と心境を明かす。
また、映画音楽を手掛けるうえで、「お互いの領域にオーバーラップし、響き合い、結びつき、共に冒険ができるようなものであったら、素敵だなぁと思っていました」というバンドメンバーたちは、「今回の『君の名は。』という作品と僕たちRADWIMPSは間違いなくそういう関係にあったように思います」と大満足。「おそらくすべてのシーンの、すべての台詞が今は言えると思います」とすっかり新海ワールドのとりこになったようで、「仕上げの作業でどんなマジックが起きるのか、最後まで楽しみで仕方がありません」と期待を込める。
劇中では、バンドの新曲「前前前世」をはじめとするボーカル曲も大切な場面で複数使用。神木は、「『前前前世』を初めて聴いた時、これまで感じた事のない衝撃を受け鳥肌が立ち、自分の中で『君の名は。』の世界観が更に鮮やかになりました。RADWIMPSさんの素敵な曲を聴きながら、これから始まる声録りに向けて更に気合が入りました」と語っている。(編集部・入倉功一)