前田敦子、憧れのウエディングドレスに歓喜!松田龍平も絶賛
女優の前田敦子が9日、テアトル新宿で行われた映画『モヒカン故郷に帰る』の初日舞台あいさつに来場、「ウエディングドレスを着てうれしかった」と笑顔を見せた。この日は松田龍平、柄本明、もたいまさこ、千葉雄大、沖田修一監督も来場した。
モヒカン頭がトレードマークのバンドマン(松田)が、妊娠した恋人(前田)との結婚を報告するため、7年ぶりに故郷に戻るも、父(柄本)のガンが発覚。父の最期を幸福に包むために奮闘する姿を描いた本作。『横道世之介』『南極料理人』の沖田監督が完全オリジナル脚本で挑んだホームドラマとなる。
モヒカンをイメージしたユニークなヘアスタイルで登壇した沖田監督は、「できる限りのことをやろうとしたんですけど、若干タマネギくらいになってしまいました」と照れ笑い。しかしそれには松田も「うれしいです。俺がふがいない髪型なんで、ありがとうございます」と笑顔を見せた。
本作には前田がウエディングドレス姿を披露した結婚式のシーンがある。「純白のウエディングドレスは着てみたかったんでうれしかった」と目を輝かせる前田は、「手作りの結婚式の環境がとてもすてきで。エキストラの方も上は100歳まで、いろんな方が参加してくれて。わたしが出てきた時にキレイ、かわいいと言ってくれたのがうれしかったです」と振り返る。一方の松田も「アットホームで、こういう結婚式もたぶんなかなかないだろうなという雰囲気で。すてきだなと思いました」とコメント。突如、会場の前田ファンと思われる男性から「良かったよ!」というかけ声が響き渡ったが、その男性に向かって松田が「ねっ」とその意見に同意してみせるなど、ちゃめっ気たっぷりな姿に会場は大いに沸いた。
劇中で兄弟を演じた松田と千葉は、撮影を通じて仲が良くなったといい、どこか甘えたような声で「ねー」と呼びかける千葉に対して、松田もほほえみ。その不思議な空気感に、前田はポツリと「何、今の」とツッコんだ。しかし、それにも負けず千葉が「残すところは裸の付き合いくらいしかないですね」と付け加えると、松田は一瞬驚いた様子を見せたが、優しい笑顔で「じゃあサウナに行こうよ」と応じてみせて、会場を盛り上げた。
そして「新社会人に向けてエールを」と求められた松田。もたいからは「苦手そう……」と心配されながらも、「とにかくチャレンジあるのみ。失敗を恐れるな。ファイト!」と立派に呼びかけ、大きな拍手を浴びていた。(取材・文:壬生智裕)
映画『モヒカン故郷に帰る』は全国公開中