A.B.C-Z橋本&河合が5秒間の生キス!「橋本の唇って柔らかい」
男性アイドルグループA.B.C-Zの橋本良亮と河合郁人が12日、都内で行われた主演舞台「コインロッカー・ベイビーズ」の製作発表会見に出席し、初のキスシーンへ不安を漏らした河合が急きょ橋本を代役にキスの公開予行練習を行った。二人は約100名の報道陣の前でフラッシュを浴びながら、5秒間ほどのキスを披露。河合は「橋本の唇ってプルンとして柔らかいですね」とキスの感想を語りつつ、「吹っ切れました」と複雑な笑顔で話していた。この日は、共演の昆夏美、シルビア・グラブ、作・演出の木村信司も登壇した。
【写真】A.B.C-Z橋本良亮&河合郁人主演舞台 製作発表会見ギャラリー
同作は、作家・村上龍が1980年に発表した、実際に起きたコインロッカー幼児置き去り事件が題材の同名小説を舞台化。コインロッカーに捨てられていたキク(河合)とハシ(橋本)が、それぞれに葛藤と絶望を抱えながら母親を探す旅や、やがて生を受け入れる姿を描く。
原作には過激なシーンも多く描かれており、不安も語った橋本と河合。中でも河合は、昆演じるアネモネとのキスシーンを挙げて、「今までやったことがなくて、不安で今からめっちゃ緊張しています」と心境を告白した。昆と河合は会見前に初対面したばかりとあり、急きょMCからの要望で橋本を相手にキスの予行練習を行う流れになり、お互いに「俺もやりたくないよ!」「マジかよ!?」と驚きつつも、最終的には橋本がアネモネのセリフ「キク、ねぇ、キスしてよ」を言って二人はキスをし、 会場をざわつかせた。
キスを終えて河合が「(橋本の唇は)柔らかいけど噛んだら歯ごたえがあるナマコみたい」と独特の感想を語ると、橋本も「(河合の唇は)大人の唇でしたね」と困惑した表情でコメント。さらに、河合が「恥ずかしい気持ちがなくなったので、あれ以上のキスシーンができるかもしれません。すばらしいキクを演じたいと思います」と吹っ切れた気持ちで意気込むと、本作での同性愛者役への挑戦に不安があったという橋本も、「(原作は)初実写化で大ベストセラー。観に来てくださるお客さんも不安だと思うけど、それを覆していきたいですね」と気合十分にアピールした。
一方、そんな二人のキスを両手で顔をおおいながら見守っていた昆は、会見後の囲み取材で「(裏で河合が)ずっと『橋本の唇って~』って色んなスタッフに言っていたので、そんなに良かったのだと思ってプレッシャーになりました。でも、素晴らしいキスだったようなので、わたしも頑張ります」と笑顔でコメント。河合は自身の強引なキスの仕方を周囲に突っ込まれつつ、「台本を読むと激しいけど、ただ力ずくじゃなくもっと優しく愛をもってチューしたいと思います」と上達を誓っていた。(取材・文:中村好伸)
舞台「コインロッカー・ベイビーズ」は6月4日~6月19日まで赤坂ACTシアターで上演