益若つばさ、マスコミに不信感「だいたい嘘つく」
モデルでタレントの益若つばさが14日、都内で行われた映画『ルーム』公開記念トークイベントに出席し、マスコミのあり方が話題に上ると、「だいたい嘘つく」など不信感をあらわにした。また、トーク終了間際にロックバンド SEKAI NO OWARI のボーカルFukaseとの交際について、「子供のお父さんは今年できますか?」「交際順調ですか?」と報道陣から矢継ぎ早に質問を投げられると、無言で会場を後にしていた。この日は、放送作家の鈴木おさむも登壇した。
【写真】益若つばさ&鈴木おさむが子育てを語る! イベントギャラリー
7年間“部屋”に監禁され続けた母子の命がけの脱出劇とその後の生活を描く本作の内容に絡め、益若は鈴木とともに、子育てや出産後の心境の変化について明かした。劇中ではマスコミの身勝手さも描かれていることから、鈴木は「こうしてマスコミの人を前に言うのもなんですけど」と切り出し、「マスコミの残酷さというんですか? 今ちょうどいろいろなニュースが毎日毎日取り上げられているけど、ワイドショーでそれを取り上げるのって、本当にその人のことを心配している人もいるかもしれないけど、でもやっぱり残酷に視聴率のこと(を意識している)、視聴率によって、そのニュースの面積が変わったりするんです」とマスコミ論を展開。
益若も「(本作の)あのシーン……思い出しましたよ」と鈴木に賛同し、鈴木が「取り上げるほうは、(出演のオファーの際に)正義をかざして誘うんですけど」と続けると、「ありますね。だいたい嘘つくんですよ」とコメント。「オファーにOKした後に、ちょっと内容が変わったりするんです。(製作者は)『後で編集すればいいんですよ』って平気で言うんですけど、編集後見ると変わっていなかったり。で、泣くみたいな。ありますよね」としみじみ語った。
鈴木はそんな益若に「ですよね。『益若さんの人生を通じて、世の中の人に希望を』なんて言いながらも、視聴率を取れればいいと思っているのがテレビ」と話し、「この映画を観て改めてニュースの見方も変わりました。その残酷さ、そこで振り回されていることとか」と報道に対する注意を促していた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『ルーム』は公開中