紗倉まな、板野有紀らAV女優7人が「1人の女の子」演じる実験的映画
紗倉まな、板野有紀、星美りかといった人気AV女優7人が、1人の主人公を演じる映画『エターナル・マリア』が6月に全国公開される。
AV業界にとどまらずバラエティー番組や映画などに出演する一方、文筆業で活躍し、海外でも人気を誇るセクシータレントの紗倉が出演する本作。田舎から上京してAV女優という仕事を選んだ女の子・葵マリアを、紗倉、板野、星美、丘咲エミリ、武藤つぐみ、長谷川しずく、檸檬.の7人の女優たちが熱演する。
「1人の女の子」として7人のAV女優が代わる代わる登場するというエキセントリックで実験的な演出の作品だが、その職業を選んだ者にしか理解できないAV女優の表と裏を、各女優たちが大切に紡いでいく。
本物のAV女優であるからこその表情を女優たちが見せる予告編。それぞれの葵アリアに「AV女優って馬鹿な女がなるもの……」「わざわざそんな仕事(AV女優)しなくてもいいじゃない!」など辛辣な言葉が容赦なく投げかけられる。ヒロインが人気女優になっていく過程で発生する恋人との衝突、社会から理解されない仕事内容、家族との葛藤……。これらの出来事は実生活でも女優たちを襲った辛い経験なのではないだろうか。
本作のメガホンを取ったのは今回が商業映画デビュー作となる映像作家・阪本武仁監督。助監督として堤幸彦監督、中島哲也監督の作品に携わってきた阪本監督は、ヌードイメージ作品の仕事を通じて知り合った女優たちから聞いた実話を元に、本作の脚本を執筆している。(編集部・海江田宗)
映画『エターナル・マリア』は6月8日より全国限定公開