「コナン」青山剛昌、ネットでファンのストーリー考察をチェック済み!?
2016年に映画&アニメ20周年を迎えた人気漫画「名探偵コナン」の原作者である青山剛昌が、読者のストーリー予測について「たまに見ています」とコメント。「ハマっていただけているな~とふふっとなります」と笑顔で語った。
主人公・コナンの最大の敵である「黒ずくめの組織」のボスとは一体誰なのか、同組織はいったい何のために結成されたのか。本編で徐々に謎が明かされつつも、青山自身が「やりたいことはどんどん増えていく」と話すように、謎が謎を呼ぶ展開が「コナン」の魅力の一つ。またジャンルがミステリーであることも相まって、インターネット上にはファンによるさまざまな考察も出てきている。この状況を作者である青山も楽しんでいるといい、「面白いな~と楽しんで見ています。なかなか鋭いことを言っている方もいらっしゃいますしね。どの推理が鋭いかは内緒ですけれども」とのこと。
誰もが気にする今後の展開だが、真実を知っているのは、漫画の編集担当者やテレビアニメのプロデューサーなどの一部のスタッフだけ。テレビアニメや劇場版で声優を務めている江戸川コナン役の高山みなみや、毛利蘭役の山崎和佳奈も読者と同じ目線で楽しむため、ほぼ知らない状態でアフレコに臨んでいるのだそう。
そんな「コナン」だが、今回の劇場版最新作『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』では、「黒ずくめの組織」との対決がテーマになっていることもあり、同組織について新たに判明することもあるという。さらに、毎年原画や原案、画(え)コンテのチェックなど劇場版に深く携わっている青山いわく「今作では実は今後の漫画で描きたかった部分も描いた」とのこと。今作をきっかけに、ファンのストーリー予測はさらに過熱していくことだろう。(取材・文:編集部・井本早紀)
劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』は4月16日より全国東宝系にて公開