V6森田剛の初主演映画が世界へ!イタリアの映画祭に正式出品
V6の森田剛が映画初主演を果たした『ヒメアノ~ル』が、現地時間22日~30日にイタリアで開催される第18回ウディネ・ファーイースト映画祭のコンペティション部門に正式出品され、25日に同映画祭でワールドプレミアが行われることが明らかになった。
ウディネ・ファーイースト映画祭はイタリアの都市ウディネで開催される映画祭で、東アジアおよび東南アジアの最新作をヨーロッパに紹介することを目的とし、幅広いジャンルの映画作品を選出。2009年に『おくりびと』が観客が選ぶゴールデン・マルベリー賞を受賞したほか、2014年にも『永遠の0』が同賞を受賞しており、毎年多くの日本映画が出品されて注目を浴びている。
森田が凶悪な連続殺人犯・森田を演じる本作は、漫画「行け!稲中卓球部」で知られる漫画家・古谷実が容赦ない暴力描写を描き出して話題を呼んだ同名漫画の実写映画版。パートタイマーとして清掃会社で働く岡田(濱田岳)が同僚の安藤(ムロツヨシ)とともに恋や将来に悩むありふれた日常と、後に岡田の恋人となるユカ(佐津川愛美)をつけ狙う殺人鬼・森田の凶行を同時進行で描く。
いち早く完成した映画を観た古谷が「客観的にとても楽しく観られました。すべてのスタッフの方々に感謝しています」と太鼓判を押す本作。『さんかく』『麦子さんと』などで独特のセンスが光った吉田恵輔監督がメガホンを取り、原作の過激な世界観を表現してR15+指定(15歳以上鑑賞可能)となっている。
古谷作品が原作の映画では2012年公開の映画『ヒミズ』の染谷将太と二階堂ふみが第68回ベネチア国際映画祭で日本人初のマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)にダブルで輝いている。果たして今回の作品は海外でどんな評価を受けるのか。『おくりびと』や『永遠の0』とは毛色の違う日本映画が、イタリアの人々に衝撃を与えることを期待したい。(編集部・海江田宗)
映画『ヒメアノ~ル』は5月28日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国公開