宿泊者たちの性行為をのぞき見…モーテル経営者の実話をサム・メンデス監督が映画化
映画『アメリカン・ビューティー』や『007 スカイフォール』『007 スペクター』のサム・メンデス監督が、経営するモーテルの天井裏から宿泊客の性行為をのぞき見し続けた男の実話を映画化するとDeadlineが報じた。
今作は、「王国と権力」などの著書で知られるアメリカのジャーナリスト、ゲイ・タリーズによるザ・ニューヨーカー誌に掲載された記事を基に製作される。メンデス監督と、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画会社ドリームワークスが、同記事の映画化権を獲得した。
「ザ・ボイヤーズ・モーテル(原題) / The Voyeur's Motel」と題されたこの記事は、タリーズに連絡を取って来たジェラルド・フースと名乗る一人の男の実話をつづったもの。彼は自らの窃視症、いわゆる“のぞき趣味”を満たすために、あるモーテルを買い取り客室の天井を改造して、宿泊客たちの性行為を数十年以上にわたってのぞき見してきた。この記事は7月に書籍として出版されることになっている。
メンデス監督はスピルバーグ監督と共にプロデューサーも務める予定だ。(鯨岡孝子)