「攻殻機動隊」神山健治新作、来年公開！2020年の父と娘の物語
アニメ「攻殻機動隊 S.A.C.」シリーズや「東のエデン」で知られる神山健治監督の劇場最新作『ひるね姫 ～知らないワタシの物語～』が、2017年に公開されることが明らかになった。
神山監督自身が脚本も務める本作。このたび、舞台である2020年の東京オリンピックを目前にした岡山県の背景と併せて、制服を着たヒロインの森川ココネ、サイドカーが変形するロボットのハーツのデザインが披露された。キャラクター原案は『猫の恩返し』の森川聡子、ロボットのデザイン原案は『ベイマックス』のコヤマシゲトが担当している。
神山監督は、「重苦しい現実と対峙していかなければならない時代に、アニメーション映画がやるべきことは何か？ 自問自答していたある日、『自分の娘に観せたい映画を作ったらどうだ』と言われふっと天真爛漫な女の子とお父さんの物語が浮かんできました」と制作の動機を説明。
しかし、その後は一筋縄ではいかなかったそうで、「どうしたら娘に観てもらえるかを考えながら奮闘する毎日でした」と苦労をのぞかせつつも、「あるミニマムな個人の想いに寄りそった『父と娘の物語』です」とその内容をアピールした。（編集部・小泉裕嗣）
映画『ひるね姫 ～知らないワタシの物語～』は2017年に全国公開