新シーズンが不確定な「キャッスル」 シーズンフィナーレは2種類用意
第8シーズンのアメリカでの放送が来月終了するテレビドラマ「キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き」は、打ち切りも考慮し、2種類のエンディングを用意していると脚本家のテレンス・ポール・ウィンターが TV Line に語った。
同ドラマは第9シーズンの製作が不確定なだけでなく、主人公のリチャード・キャッスルとケイト・ベケットを演じているネイサン・フィリオンとスタナ・カティックの出演契約も今シーズンで終わっている。米ABC局は二人が出演すれば第9シーズンを製作したいとの意向を示しているが、製作側は彼ら2人、もしくはどちらかなしの新シーズンも可能性ありと思っているようだ。
「僕らはこのドラマを大切に思っているし、ABC局が更新してくれることを心から願っているから、一つのエンディングは、われわれも興奮しているほどのクリフハンガー(続きを期待させるような手法)になっている。もう一つは、更新されなければ使う最終シーンを含めたものだけど、放送したくないから、それについては話したくないんだ」とテレンスは言っている。
戻ってきたとしても、主要キャストの入れ替わりもある可能性があるため、クリフハンガー後も、異なるキャストで成り立つよう配慮されているそう。「もちろん、僕らの願いは全員で第9シーズンを迎えることだ。でも、(出演契約で)優位な取引をすることは大事だ。(ネイサンとスタナについては)まだわからないから、来シーズンは今とは異なる形になるかもしれない可能性を考慮して終わっている。僕らとしては、これまで通りの形で続けたいけどね」と付け加えている。
「キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き」の第8シーズン最終エピソードはアメリカで5月16日に放送される。(澤田理沙)