『名探偵コナン』空前のヒットで初登場1位!土日興収12億円突破!
映画週末興行成績
土日2日間(4月16~17日)の全国映画動員ランキングが18日に興行通信社より発表され、348スクリーンで公開された『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』が、動員93万3,781人、興行収入12億915万8,900円の成績で初登場1位を獲得した。
熊本地震の影響で公開が11スクリーン減った同作だが、シリーズ20作目にして、過去最高の初日動員・興収を記録。客層の男女比は36対64。年齢別では、20代が38.1%、16~19歳が27.6%、13~15歳が10.7%、40~59歳が12.1%と幅広い層が劇場に足を運んだ。コナンとその宿敵・黒ずくめの組織が、壮絶な戦いを繰り広げる。
鑑賞動機としては「毎年、劇場版を楽しみにしているから」が66.5%、「テレビアニメ版が好きだから」が56.1%、「原作コミックが好き」が31.2%と続いた。シリーズ最高を記録した前作『名探偵コナン 業火の向日葵(ごうかのひまわり)』の最終興収44億8,000万円超えにも期待がかかる。同じく人気シリーズの劇場版24作目『映画クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃』は2位に初登場。334スクリーン公開で、動員33万7,108人、興収4億51万9,100円と好スタートを切った。
先週まで首位だった『暗殺教室~卒業編~』は3位となったが、累計動員277万7,726人、累計興収31億847万600円と興収30億円を突破。公開4週目の『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』は、累計動員106万291人、累計興収16億4,695万9,500円を記録。29日に『ちはやふる -下の句-』の公開を控える『ちはやふる -上の句-』も、公開5週目で累計動員106万1,533人、累計興収12億5,254万6,600円を記録し、動員100万人を突破している。
カトリック教会の醜聞を暴いた新聞記者たちの実話を映画化し、第88回アカデミー賞で作品賞、脚本賞を受賞した『スポットライト 世紀のスクープ』は7位に初登場。109スクリーン公開で、動員5万932人、興収6,795万5,800円を記録した。また、関西ジャニーズJr.と松竹とのコラボ企画第3弾『関西ジャニーズJr.の目指せ♪ドリームステージ!』が30スクリーン公開ながら14位と健闘している。
今週末は『レヴェナント:蘇えりし者』『劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』『ズートピア』『アイアムアヒーロー』『フィフス・ウェイブ』『山河ノスタルジア』『太陽』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2016年4月16~17日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(初)『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』:1週目
2(初)『映画クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃』:1週目
3(1)『暗殺教室~卒業編~』:4週目
4(2)『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』:7週目
5(3)『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』:4週目
6(4)『ちはやふる -上の句-』:5週目
7(初)『スポットライト 世紀のスクープ』:1週目
8(6)『アーロと少年』:6週目
9(5)『僕だけがいない街』:5週目
10(7)『仮面ライダー1号』:4週目