上川隆也、檀れい、夏川結衣ら豪華俳優がドラマ版「沈まぬ太陽」イベントに集結
俳優の上川隆也主演の「連続ドラマW 沈まぬ太陽」の第1話完成披露試写会が20日に都内で行われ、上川のほか、共演の夏川結衣、檀れい、板尾創路、小泉孝太郎、草刈民代、若村麻由美、國村隼、渡部篤郎ら豪華キャスト陣が出席した。「大地の子」以来、約20年ぶりに山崎豊子作品で主役を務めた上川は、「山崎さんの思いを超えるべく作品に取り組んでおります」と熱く語った。
本作は、故・山崎豊子さんのベストセラー小説「沈まぬ太陽」の連続テレビドラマ化作品。日本が経済大国へと急成長した激動の時代を背景に、巨大企業に翻弄(ほんろう)されながらも自らの信念を貫く男の姿をWOWOW史上最大のスケールで描き出す。
労働組合委員長の主人公・恩地元を演じる上川は「演じれば演じるほど、恩地はどこにでもいるような等身大の人間です。演じがいのある役にめぐり合えた」と自身の役柄を説明する。一方、恩地のライバル・行天四郎役を務める渡部は「偉大なる原作で素晴らしいキャストの中で私に務まるかどうか……。手探りでやっています」と謙虚な言葉を述べつつも、「日々頑張っております」と静かなる闘志を見せた。
今作の撮影でアフリカや中東での海外ロケが敢行されたことについて上川は、「夏川さん(恩地の妻役)とご一緒したシーンですが、赴任先に家族が来てくれて一緒に海辺で過ごすシーンがとてもほっこりするシーンになっています。ドバイの白い砂浜が印象に残っています」と振り返る。そしてアフリカでの撮影については「大自然そのものに強く感銘を受けました」としみじみ。妻役の夏川も「特別な体験をさせていただいた」とアフリカの自然の偉大さを伝えていた。
イベントの最後には、「撮影は続行中です。山崎さんが原作に込められた思いに応えるべく力を尽くして臨んでいきます」と上川が力強く宣言した本作。脚本を大河ドラマ「軍師官兵衛」などの前川洋一が担当し、「連続ドラマW 下町ロケット」の水谷俊之、鈴木浩介がメガホンを取っている。(取材・文:福住佐知子)
WOWOW開局25周年記念「連続ドラマW 沈まぬ太陽」は5月8日よりWOWOWにて放送開始 毎週日曜よる10時~(全20話)第1話無料放送