ディカプリオが徹底的に語る!『レヴェナント』ヘの熱い思い
レオナルド・ディカプリオが最新作『レヴェナント:蘇えりし者』について熱く解説するインタビュー映像が公開された。悲願のアカデミー賞主演男優賞を受賞したディカプリオの本作への思い入れは相当なもののようで、熱い思いを語りつくしている。
ディカプリオの鬼気迫る演技が光る今作は、熊に襲われ瀕死の重傷を負ってしまうハンター、ヒュー・グラス(ディカプリオ)が主人公。同じ狩猟グループのメンバー、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に大切な息子を殺され、置き去りにされてしまった彼は大自然の脅威の中で必死に命をつなぎ、復讐の炎を燃やし続ける。
公開された映像の中でディカプリオは出演のきっかけを「監督がアレハンドロ・G・イニャリトゥだったからだ」と明かす。同監督の作品は「ハリウッド映画の型にはまらない作品ばかりだ。今回は壮大な作品で彼の個性が生きているよ」と語り、65年ぶりに2年連続のアカデミー賞監督賞受賞の快挙を成し遂げたメキシコ人監督に全幅の信頼を寄せているようだ。
また実在の人物を描いた本作についてディカプリオは「(監督は)この物語を映像詩のような作品にしたかったんだ」と述べる。そして「ヒュー・グラスは人間の可能性を証明してみせた。彼を突き動かしていたのは復讐心だったけどね」と自身の役どころについて振り返った。物語の核となる「父と子の絆」について話が及ぶと、「ヒュー・グラスと息子は過酷な環境の中、共に苦労を重ねてきた」と劇中ではっきりと語られない部分についても明らかにし、親子の絆がどのように育まれたかを解説している。
数々の名作に出演してきたディカプリオがその完成度に絶対の自信を見せつける本作。来日時の会見で「このような作品には二度と関われない」と言っていたように、ディカプリオにとって本当に特別な映画になっているようだ。(編集部・海江田宗)
映画『レヴェナント:蘇えりし者』は4月22日より全国公開