風間俊介&津田健次郎『遊☆戯☆王』で久々の再会も感動なし
俳優の風間俊介が23日、都内で行われた『劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』初日舞台あいさつに、声優の津田健次郎と共に出席、テレビシリーズでもタッグを組んだ二人は、久々に対面したアフレコ現場での意外な様子を明かした。
本作は、「週刊少年ジャンプ」で連載がスタートしてから20周年を迎える人気漫画「遊☆戯☆王」初の長編映画。原作者の高橋和希が製作総指揮を執り、テレビアニメ「遊☆戯☆王 デュエルモンスターズ」(2000~2004年、テレビ東京系)のボイスキャストが集結し、原作のその後をオリジナルストーリーで描く。
テレビアニメ版で主人公・武藤遊戯として初めて声優業にチャレンジした風間は、「初期の映像を観るたびにゾッとします。よく耐え忍んで僕を使い続けてくれたものだなと思います」と自虐コメントで笑いを誘いつつ、「僕の声優人生の全てをこの作品に注がせていただきました。皆さんに喜んでいただきたいのはもちろん、僕にとってもすごく感慨深い作品です」と感激しきり。ライバル・海馬瀬人役の津田は「テレビシリーズでとても幸せな形で終わることができた」そうで、本作の制作の知らせを聞いたときには驚くと共に、「テンションが上がりました」と述懐した。
そんな二人は久々にアフレコスタジオで対面。しかし、当時16~17歳だった風間は学ラン姿でスタジオ入りしていたため服装は変わったものの、それ以外の変化がないことから二人は感激の対面といかなかったようで、「久しぶりという感じがなくて、もうちょっと感動の再会みたいな空気があっても良かったんですけどね」と顔を見合わせていた。
この日は、声優を務めた林遣都、花澤香菜、桑原智監督も登壇。それぞれがお気に入りのシーンを紹介する場面もあったが、津田いわく「パワーアップした」海馬に人気が集中。風間は「ジェット機から着陸を待てない(で飛び降りる)海馬社長。そんなタイムラグないじゃん」と発表すると、観客は大拍手で賛同。海馬と戦うことになる謎の少年・藍神役の林も「何を言ってもひるまない海馬さん。『俺には効かぬ』という(セリフの)理由もよくわからない」とつぶやき、会場の笑いをさらった。(取材/錦怜那)
『劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』は全国公開中