YOSHIKI、義援金1,000万円寄付 熊本支援を表明

　人気ロックバンド X JAPAN のYOSHIKIが、自身の設立した米国非営利公益法人「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じて、熊本地震の被災者を支援するための義援金として、1,000万円を日本赤十字社に寄付したことが明らかになった。

　地震発生時、ちょうど日本に滞在していたというYOSHIKI。地震をめぐる報道を通じて、断続的に起きる地震とその被害の大きさを目にし、「少しでも被災者のためになれば」との思いから、日本赤十字社の「平成28年熊本地震災害義援金」への寄付を決断した。

　アメリカ在住経験が長いYOSHIKIは、1994年に発生したロサンゼルス地震を自ら経験。当時、被災地の治安悪化が問題視されていたことに触れると、「東北大震災の時も同様、今回も被災地で秩序を守り、冷静な行動をとる被災地の皆様の姿にとても感動します。世界からも賞賛されるこういった日本人の心も今後世界に伝えたい」と日本人としての決意を明かした。

　YOSHIKIはこれまでにも、さまざまな形でチャリティー活動を展開。1995年の阪神・淡路大震災では X JAPAN として被災した学校10校にピアノを、2009年の中国・四川大地震の被災地には音楽施設を寄贈。また、2011年の東日本大震災の後には、 X JAPAN のラストライブで使用したクリスタルピアノをオークションに出品し落札額を全額寄付。同年 X JAPAN として出演したa-nationの出演料も寄付したほか、チャリティーコンサートやオークションを開催するなど、継続的な支援活動を行っている。（編集部・入倉功一）