今日は“よ(4)い風呂(26)の日”!阿部寛が小さな湯船に浸かる映像が「なんともいえない」
日本記念日協会が定める“よ(4)い風呂(26)の日”にあわせ、阿部寛主演の映画『海よりもまだ深く』から、小さな湯船に無言の阿部が浸かっているという「なんともいえないシュール」な映像が公開された。
同協会によると、今日は2014年にヒットした阿部が主役の『テルマエ・ロマエII』製作委員会によって制定された“よい風呂の日”という記念日。阿部にまつわる記念日に公開された『海よりもまだ深く』の特別映像では、台風のために急遽実家の団地に泊まることとなった良多(阿部)が、浴槽から湯船に浮かぶ黒い物体を必死にすくい出そうと悪戦苦闘する姿が映し出されている。
小さな浴槽に阿部が縮こまって入り、終始無言で無表情というなんともいえないシュールな映像だが、メガホンを取った是枝裕和監督がインタビューで「人それぞれの中に類する場所の記憶があるはずだと思い、フィクションであるものの僕自身の記憶のディティールにこだわりました」と答えている本作であるがゆえに、「監督自身もこんな経験をしたのではないだろうか?」「実家に帰ったときこんなことあったな」と思わせる内容となっている。
『海街diary』などの是枝監督が、『奇跡』以来のタッグを阿部、樹木希林と組み、なかなか大人になれない男の姿を描く本作。監督が9歳から28歳まで実際に暮らしていた団地がロケ地として使用されており、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門への出品も発表されている。(編集部・海江田宗)
映画『海よりもまだ深く』は5月21日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国公開