ディズニー実写版『ジャングル・ブック』強し!『スノーホワイト』続編を抑えてV2
全米ボックスオフィス考
先週末(4月22日~4月24日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ディズニーの実写版『ジャングル・ブック』が興行収入6,153万8,821ドル(約67億6,927万310円)で2週連続となる首位に輝いた。『スノーホワイト』の続編『スノーホワイト/氷の王国』は興収1,944万5,035ドル(約21億3,895万3,850円)で2位デビュー。『ジャングル・ブック』は公開2週目ながら、『スノーホワイト/氷の王国』の3倍以上の興収を稼ぎ出した形だ。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)
『スノーホワイト』の続編であり前日譚でもある『スノーホワイト/氷の王国』は、白雪姫たちに滅ぼされたはずの邪悪な女王ラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)の妹で、より強大な魔力を持つ氷の女王フレイヤ(エミリー・ブラント)も登場するアクションアドベンチャー。そのほかの出演は、クリス・ヘムズワース、ジェシカ・チャステインなど。前作と比べて男性客を取り込めなかったようで、今作のオープニング興収は前作のオープニング興収の36%に満たないという厳しいスタートとなってしまった。
そのほかの初登場組では、メキシコ・アメリカ合作のアクションコメディー『コンパドレス(原題) / Compadres』が興収139万7,434ドル(約1億5,371万7,740円)で9位。コンパドレスとは「相棒」という意味で、濡れ衣を着せられた警官がティーンエイジャーのハッカーとチームを組み、汚名をそそごうとするさまをコミカルに描く。同規模で公開されたトム・ハンクス主演ドラマ『ア・ホログラム・フォー・ザ・キング(原題) / A Hologram for the King』は興収113万8,605ドル(約1億2,524万6,550円)で11位。トップ10に食い込むことができなかった。
今週末は、子猫をめぐるR指定コメディー『キアヌ(原題) / Keanu』、ジェニファー・アニストン出演コメディー『マザーズ・デイ(原題) / Mother's Day』、人気ゲームをアニメーション映画化した『ラチェット&クランク(原題) / Ratchet & Clank』などが公開される。(編集部・市川遥)
4月22日~4月24日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『ジャングル・ブック』
2(初)『スノーホワイト/氷の王国』
3(2)『バーバーショップ:ザ・ネクスト・カット(原題) / Barbershop: The Next Cut』
4(5)『ズートピア』
5(3)『ザ・ボス(原題) / The Boss』
6(4)『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』
7(6)『クリミナル(原題) / Criminal』
8(7)『マイ・ビッグ・ファット・グリーク・ウェディング2(原題) / My Big Fat Greek Wedding 2』
9(初)『コンパドレス(原題) / Compadres』
10(10)『アイ・イン・ザ・スカイ(原題) / Eye in the Sky』