斎藤工、イタリア女性もメロメロに!伊映画祭で写真攻め
イタリアで開催中の第18回ウディネ・ファーイースト映画祭で、映画『高台家の人々』のワールドプレミア上映が24日(現地時間)に行われ、出演者の斎藤工が登壇した。劇中での王子様的キャラクターも手伝ってか、映画祭最高責任者のサブリナ・バラチェッティを筆頭にイタリア女性をノックアウト。上映後は、女性観客を中心に約20分間のサイン&写真攻めにあっていた。
【写真】斎藤工のモテっぷり!映画『高台家の人々』ワールドプレミアギャラリー
三池崇史監督作『愛と誠』(2012)に出演している斎藤は、欧州のアジア映画ファンの間では知られた存在。自身も映画好きを公言しており、昨年も多忙なスケジュールをぬって、主演映画『虎影』でスペインのシッチェス映画祭に参加している。本映画祭は今回が初参加で、俳優・スタッフを代表してワールドプレミアを見届けるという重責を背負った斎藤は、舞台あいさつ登壇前には緊張のあまり控え室をウロつき、登壇直前には、考えてきたあいさつ文が吹っ飛び「頭が真っ白になった」という。
それでもステージに上がり、満席となった約1,200人の観客を前にすると堂々たるもので、通訳から伝授されたばかりのイタリア語と得意の英語を交えながら自己紹介しつつ、「お昼に食べた生ハムが美味しかった。会場から近いのでみなさんもどうぞ」と小ネタで笑いを取る余裕もみせた。さらに司会を務めたサブリナからウディネ(開催都市)の感想を聞かれると「Udine e BELLISSIMA!(ウディネはとても美しい)」と叫んで会場を和ませ、上映前からしっかりと観客のハートをつかんでいた。
『高台家の人々』は漫画家・森本梢子の人気コミックを実写化した、妄想癖のある平凡なOL・平野木絵(綾瀬はるか)と、テレパシー能力を持つエリートサラリーマン・高台光正(斎藤)が織りなすロマンチック・ラブコメディー。綾瀬演じる木絵のぶっ飛んだ妄想シーンに度々笑いが起こるなど上映中の反応はバツグンで、斎藤も「(観客は、)土方(政人)監督の狙いと原作の旨味に対して、全部リアクションしてくれた」と語っていた。
そして上映後、スタンディングオベーションを受けた斎藤は、「この作品は言葉を超えて人の思いがクロスするというのがテーマになっていますが、この日の上映はまさに、言葉を超えたモノを観客のみなさんが形で示してくれた。これで胸を張って日本の皆に報告出来るし、自信を持って世界に持っていっていい映画なんだと実感しました」とコメントし、ホッとした表情を見せていた。(取材・文:中山治美)
第18回ウディネ・ファーイースト映画祭は4月30日(現地時間)まで開催