塚地武雅、特殊メイクに1日9時間!綾瀬はるか&斎藤工も興味津々
お笑いコンビ・ドランクドラゴンの塚地武雅が10日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『高台家の人々』の完成披露試写会に出席、塚地は劇中の妄想シーンで様々な姿にふんして登場しており、多い時には特殊メイクだけで1日9時間かかった苦労を明かした。この日は綾瀬はるか、斎藤工、水原希子、間宮祥太朗、大野拓朗、シャーロット・ケイト・フォックス、大地真央、市村正親、土方政人監督も出席した。
同作は「ごくせん」「デカワンコ」などの漫画家・森本梢子の人気漫画を基に、妄想癖のあるOL・木絵(綾瀬)とテレパシー能力を持つエリートサラリーマン・光正(斎藤)との恋を描いたロマンチックコメディー。
塚地は木絵の会社の上司のほか、木絵の妄想に登場する神父や妖精、麻薬売人など全8役で出演しており、「ちょこっとしか出ない役でも特殊メイクに2時間かかるんですよ。誰よりも入りが早いですし、パイプ椅子に座って目を閉じているだけの2時間。終わりましたら取るための1時間」と1役のために3時間かかっていたことを説明。さらに、塚地は「1日3役行う時はこれだけで9時間という大変さを乗り越えていますので、目を凝らして僕だとわかっていただけたら報われます」とアピールした。
綾瀬も映画の見どころに塚地の特殊メイクを挙げ、「特殊メイクが細部までこだわっていて、ホクロの毛まで繊細に作ってあるんですよね」と驚きいっぱいに紹介。斎藤はイタリアの第18回ウディネ・ファーイースト映画祭で上映された際の様子を語り、「イタリアのお客さんも映画に一喜一憂していたんですけど、一番登場が待ち望まれていたのが塚地さんと市村さんなんです」と2人のコミカルな演技が好評だったことを振り返った。
また、撮影の裏話を土方監督が語る一幕も。駆け落ちをするシーンで綾瀬が笑っていたものの、土方監督は「普通だと駆け落ちだからNGだけど、妄想の中は彼女の自由な世界なので、いいと気づいた」とOKを出したとのことで、綾瀬は「最初は真面目にやっていたけど、終わり際に顔がにやけてきてつい出た表情です」と照れくさそうに説明していた。(取材・文:中村好伸)
映画『高台家の人々』は6月4日より全国東宝系にて公開