ディズニー『ズートピア』『名探偵コナン』抜き初の1位!GWで興収アップ!
映画週末興行成績
ゴールデンウイーク終盤と重なった土日2日間(5月7日~8日)の全国映画動員ランキングを9日、興行通信社が発表し、ディズニーアニメ最新作『ズートピア』が公開3週目にして初の1位を獲得した。
称賛の声が口コミで広がっていることもあり、GW時期に公開された映画で唯一、前週よりも興行収入がアップした同作。リピーターも多く、先週末の動員は28万8,041人、興収3億8,677万5,600円を記録した。累計成績は興収29億8,776万4,600円、動員235万6,413人を突破しており、配給元も「興収50億円達成に迫る勢い」としている。
先週まで首位を独走していた『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』は2位にランクダウンとなったが、先週末だけで動員20万9,805人、興収2億7,889万8,600円を記録。累計動員398万2,742人、累計興収50億5,694万5,900円とシリーズ初の興収50億円突破を果たした。
また、今週はランク外だが、『映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生』が累計動員357万3,821人、累計興収40億5,429万600円でこちらは、声優変更後の新シリーズでは初となる興収40億円突破を達成。さらに公開2週目の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』は興収17億9,536万1,600円を記録し、早くも興収20億円突破が間近となっている。
横山秀夫の警察小説を佐藤浩市主演で映画化した2部作の前編『64-ロクヨン-前編』は3位に初登場。319スクリーンで公開され、動員20万3,703人、興収2億5,727万1,900円を記録した。客層の男女比は48対52。年齢別では50代が42.2%、40代が23.1%と、これらの世代で全体の65%以上を占めており、配給元では「興収20億円突破は確実」としている。
昨年10月に放送された EXILE TRIBE メンバー出演ドラマの総集編『ROAD TO HiGH&LOW』が6位にランクイン。142スクリーンで公開され、動員9万2,757人、興収1億2,324万2,600円を記録した。惜しくもトップ10入りを逃したが、福満しげゆき原作の人気漫画を東出昌大、窪田正孝、小松菜奈ら豪華キャストで実写化した『ヒーローマニア-生活-』が14位にランクインしている。
今週末は『世界から猫が消えたなら』『殿、利息でござる!』『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』『マクベス』『ヘイル、シーザー!』『ひそひそ星』『園子温という生きもの』『追撃者』『すれ違いのダイアリーズ』などが公開予定となっている。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2016年5月7日~8日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(2)『ズートピア』:3週目
2(1)『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』:4週目
3(初)『64-ロクヨン-前編』:1週目
4(3)『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』:2週目
5(4)『映画クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃』:4週目
6(初)『ROAD TO HiGH&LOW』:1週目
7(5)『ちはやふる -下の句-』:2週目
8(6)『アイアムアヒーロー』:3週目
9(9)『劇場版 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』:3週目
10(7)『テラフォーマーズ』:2週目