染谷将太×前田敦子『さよなら歌舞伎町』、イタリア公開決定!
染谷将太と前田敦子が共演した廣木隆一監督作『さよなら歌舞伎町』が、6月からイタリアで公開されることが決まった。
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イタリアの配給を務めるのは、数多くのアジア映画の配給とDVD販売を手掛けているタッカー・フィルム。北イタリアで開催されるウディネ・ファーイースト映画祭(以下FEFF)のコーディネーターのトーマス・ベルタッキがCEOを務め、同じく最高責任者のサブリナ・バラチェッティが買い付けとセールスを担当している会社だ。
同社はこれまでも、映画祭で好評を得た日本作品を劇場公開へと導いており、滝田洋二郎監督作『おくりびと』(2008)、中島哲也監督作『告白』(2010)、武内英樹監督作『テルマエ・ロマエ』(2012)を配給してきた。『さよなら歌舞伎町』も第17回(2015)のFEFFで上映されたほか、カナダ・トロント国際映画祭や韓国・釜山国際映画祭など世界各国の映画祭で上映されて話題を呼んだ。
イタリア公開時のタイトルは、同作が東京・歌舞伎町のラブホテルを舞台にした群像劇であることから『TOKYO LOVE HOTEL』に。バラチェッティによると国内20館でのスタートを予定しているという。この朗報に廣木監督は、「映画祭ばかりかイタリアでの公開を実現してくれたスタッフに感謝します!!」とコメントを寄せた。
日本独自のシステムのラブホテルは昨今、外国人観光客にも新たな観光名所として注目されている。過去にも、フランスのギャスパー・ノエ監督作『エンター・ザ・ボイド』(2009)やスペインのイザベル・コイシェ監督が手掛けた菊地凛子主演映画『ナイト・トーキョー・デイ』(2009)の劇中でも登場した。キャッチーなタイトルも含めて、イタリアでも大きな関心を呼ぶことを期待したい。(取材・文:中山治美)
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