プロレスラー、アンドレ・ザ・ジャイアントさんの伝記映画が始動！

　日本では「大巨人」などの異名で呼ばれたプロレスラー、故アンドレ・ザ・ジャイアントさんを描いた伝記映画『アンドレ・ザ・ジャイアント：クローサー・トゥ・ヘブン（原題） / Andre The Giant: Closer to Heaven』の製作が始動していることが、Wrapほか複数のメディアで報じられた。

　本作は、ブランドン・イーストン原作、デニス・メドリ作画による同名グラフィック・ノベルを基に映画化する予定の作品。同グラフィック・ノベルを出版したライオン・フォージ・コミックスが、映画『リンカーン弁護士』のスコット・スタインドーフと映画『コレラの時代の愛』のディラン・ラッセルと共同で制作を進めている。

　同グラフィック・ノベルでは、アンドレさんが子供の頃フランスで過ごしていた時期から、WWFで頭角を現すまでを描いている。すでに、彼の娘ロビン・クリステンセン・ロシモフがコンサルタントとして同映画の制作に参加することになっている。

　アンドレさんは、1964年、18歳の時にパリで本名でデビューし、1971年に北米に進出、1973年に“アンドレ・ザ・ジャイアント”と改名して数多くのバトルをリング上で繰り広げ、人気を博した。しかし1980年代半ば以降は、体重増加による肘や膝の痛みからそれまでのキレは見られなくなり、1990年にWWFを退団した。その後、日本では1990年代にジャイアント馬場さんと組み「大巨人コンビ」で活躍したが、1993年にパリのホテルで急性心不全で亡くなった。

　今のところ主演や監督は決まっていないが、どのような作品になるか楽しみだ。（細木信宏／Nobuhiro Hosoki）