池松壮亮、ハナレグミ“身体震える”新曲のPVに主演!是枝監督が撮り下ろし
是枝裕和監督がメロディーラインを聴いて身体が震えるほど感動したというハナレグミの新曲「深呼吸」のPVで池松壮亮が主演を務め、是枝監督がメガホンを取っている。
是枝監督の最新作『海よりもまだ深く』の主題歌になっているハナレグミのニューシングル「深呼吸」。エンドロールでこの曲を初めて聴いて鳥肌が立ったと池松が評する通り、「夢見た未来ってどんなだっけな」で始まるハナレグミの歌声が心にしみ込み、感情を揺さぶられる曲になっている。
公開されたPVでは『海よりもまだ深く』で初めて是枝監督の作品に参加した池松が担当した役柄のバックボーンが描かれており、池松が“父親”に会いに行くストーリーになっている。PVであるがゆえに登場人物たちがどんな話をしているのかは不明だが、そこは今や映画・ドラマに引っ張りだこの池松壮亮。絶妙な表情で観るものの想像をかき立てる演技を披露している。
是枝監督が「この歌で映画を締めくくれることを本当に嬉しく思っています」と話す楽曲を作りあげたハナレグミは今回の曲について、「主人公の良多と一緒に、うつむいたり、空を見上げたりしながら曲を書きました」と明かし、「『なりたい大人になれたかい?』その問いが僕の手の中にも残り、そして、また一つ、深呼吸」と曲名を引用してコメントしている。
『誰も知らない』『海街diary』などを手がけてきた是枝監督の新作は、小説家になる夢を諦め切れないまま探偵事務所で働き、妻子に逃げられた男・良太(阿部寛)が主人公。夢見た未来と少し違う今を生きる家族の姿が描写されている作品の中で池松は、良太の探偵業の相棒・町田健斗を演じている。(編集部・海江田宗)
『海よりもまだ深く』は5月21日より全国公開
ハナレグミ「深呼吸」は5月25日より発売