真木よう子、「阿部寛さんが大きく見えない!」衝撃を語る
是枝裕和監督の最新作映画『海よりもまだ深く』で、阿部寛と真木よう子が元夫婦にふんしているが、真木によると「大きい阿部さんが大きく見えない!」という衝撃の事実を口にした。
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阿部といえば、映画『テルマエ・ロマエ』シリーズのローマ人役や、ドラマ「下町ロケット」の情熱を持ち社員を率いる社長役、映画『エヴェレスト 神々の山嶺』の伝説のクライマー役といったカリスマ性ある役どころが定番。しかし本作では一変、これまでにない小さい男ぶりを見せる。
阿部ふんする良多は、売れない作家でいい歳をして年金暮らしの母親のすねをかじり、姉にも金の無心をしながら、離婚して離れて暮らしている息子に大盤振る舞いして見栄をはる性質。元妻に未練タラタラで、彼女に交際相手ができたと知るや、復縁の可能性を打ち砕く相手のあら探しを開始。非の打ち所がない相手だと喜ぶのではなく、ネチネチとこき下ろしてうさばらしする等、器の小ささが丸出しだ。そんな姿を目の当たりにした、元妻・響子にふんした真木は、「初めて見る姿ですよ。大きい阿部さんが大きく見えない! すごい衝撃(笑)」だと証言した。
「みんながなりたかった大人になれるわけじゃない」というテーマの本作。樹木希林ふんする団地で一人暮らしの実母のもとに、良多と別れた妻、そして11歳の息子・真悟(吉澤太陽)という元家族が集まり、偶然台風の一夜を4人で過ごすことになる心温まる家族の物語。大小対比の構図で、大きな阿部が体現したダメだけど愛おしい良多を懐の深い人々が支えていく姿は、人が人として生きていくうえで大切なことは何かを改めて感じさせてくれる。(取材・文:南樹里)
映画『海よりもまだ深く』は5月21日より全国公開