坂上忍、緊急搬送前の小林麻耶と収録「体調が悪そうだった」
俳優の坂上忍が24日、都内で行われた3D映画『アングリーバード』のアフレコ公開収録イベントに出席し、19日にテレビ生放送中体調を崩して救急搬送されたフリーアナウンサーの小林麻耶について、搬送される前の収録が一緒だったことを明かし、「体調が悪そうだった」と当時の様子を語った。
この日、登場した坂上は「(小林が搬送される直前の収録で)僕の真後ろの席だったけど気付かなかった。途中でVTRがあるときに前室に戻ったら、(小林は)体調が悪そうだった」と振り返り、「でも今日、話を聞いたら大丈夫そう」と前向きなコメント。しかし、「早期に復帰できそうですか?」と質問を投げられると、「どうでしょう」と言葉を濁した。
そして坂上は、全世界で30億ダウンロードされたゲームをアニメ化した本作で、ハリウッドアニメ映画では初のアフレコに挑戦。本作で怒りん坊の鳥・レッドの日本語吹き替え版声優を務めていることにちなんで、最近怒ったことについて問われると、舛添要一都知事の政治資金問題を挙げ、「都民としてイラっとするところがある」と発言。一方で、「毎日のように(舛添都知事について)聞かれるけど、そんなに話すこともなくて……『また、舛添さん?』ってなっちゃう」と苦笑いも見せた。
公開アフレコでは双子の人気子役、りんか&あんなも交え、和やかに収録を再現してみせたが、「なかなか話が通じないですね」と二人の子守に一苦労。アフレコ後に、二人に拍手が起こると「僕もこういう(子役)時代がありました。何をやっても褒められる時代がね」と皮肉たっぷり。
収録後に休憩する二人を見て、「休める時代になったんだね。僕のときは休ませてくれなかった」とため息をこぼすなど、時代の移り変わりに複雑な心境を見せ、「子育ては大変だな~」とぽつり。「(自分も子供が欲しいという)願望がないことはないんですけどね。悩むところです」と述べると、二人から「悩まないだろー!」と即座に突っ込まれ、思わず笑顔を見せていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『アングリーバード』は10月1日より新宿ピカデリーほか全国公開