「鋼の錬金術師」山田涼介主演で実写化!本田翼、ディーン、松雪泰子ら豪華キャスト発表!
24日、全世界累計発行部数7,000万部を突破する荒川弘の人気コミック「鋼の錬金術師」が、Hey! Say! JUMP の山田涼介主演で実写映画化されることが正式発表された。『ピンポン』の曽利文彦が監督を務め、本田翼、ディーン・フジオカ、松雪泰子ら豪華キャストが出演。イタリアで本格的なロケを敢行し、ワーナー・ブラザース配給で2017年冬の公開を目指す。
原作は、“等価交換”を原則に物質の構成や形状を変化させる学問・錬金術が存在する架空の世界が舞台のファンタジー。錬金術のタブーである人体錬成を試みたことで、体の一部を奪われ右手と左足が鉄製義肢となった“鋼の錬金術師”エドワードと、肉体を失い魂だけが鎧に定着したアルフォンスの兄弟による波乱に満ちた冒険が描かれる。
エドワード役を山田が務め、本田は兄弟の幼なじみのウィンリィ役で出演。“焔の錬金術師”ロイ・マスタングをディーンが、エドたちと戦いを繰り広げるホムンクルス(人造人間)の一人ラストを松雪が演じるほか、ヒューズ中佐役に佐藤隆太、ホークアイ中尉役に蓮佛美沙子、ロス少尉役に夏菜、国家錬金術師タッカー役に大泉洋、ドクター・マルコー役に國村隼、ハクロ将軍役に小日向文世、エンヴィー役に本郷奏多、グラトニー役に内山信二、コーネロ教主役に石丸謙二郎が起用された。キャストは全員日本人になる予定で、曽利監督が全員を口説き落としたという。
鎧だけの存在であるアルフォンスをどのように描くかは不明だが、曽利監督は、「ファンの方に十分満足していただけるものをお見せできると思う。アルフォンスに自信があるから映画化に踏み切ったと言ってもいいくらいかも」と笑みを浮かべる。撮影は6月からイタリアでスタートし、1か月ほどで日本に戻り8月下旬に終了予定だ。
アクションやCGにも巨額の予算を投下し、映像化不可能と言われた世界観に挑戦。「日本のコミック文化が世界に誇る作品。実写化できることは監督冥利に尽きる」という曽利監督は同時に、「(原作は)物語が素晴らしい。それに尽きる。このストーリーを映画にしたいというのが自分の悲願」とまずは心を打つ物語が大事だと強調、「全力投球以上の思いでのぞみたい」と意気込んでいる。(編集部・入倉功一)
主要キャストのコメントは以下の通り
<山田涼介>
「僕自身も小さな頃から読んでいたのですが、現実離れした世界観でありながらもヒューマンドラマがちゃんと描かれている、そこに多くの人が心を惹きつけられているのだと思います。今回主演という立場を頂いた時は、原作が好きだからこそ、どんな作品になるのか疑問と想像が膨らみ、自分がこのプレッシャーに勝てるのか? という気持ちもありました。(アクションについて)できる限りスタントは入れず、自分を追い込んでやってみたいと思っています。CGなどの技術の発達がある今この時代だからこそ、実現できる。原作ファンの方には勿論、原作を知らない方にも、この作品の凄さをスタッフ・キャスト一同で作り上げていけたらと、身体を鍛え役への理解を深めることで、今は決意が固まりました」
<本田翼>
「連載当初から読んでいて、単行本も完全版も大切に持っている本当に大好きな作品。プレッシャーが凄いです。原作ファン、そして私たちの世代にこそ観て欲しいし、観たいと思わせる作品にできたらと思っています。海外での撮影は初めてなので、しっかり準備をして臨みたいと思います」
<ディーン・フジオカ>
「人気のマスタング大佐を演じさせて頂くプレッシャーはありますが、原作ファンの皆様の大きなご期待を背負えるようにまずは身体をひとまわり大きく増量して、役作りに望みたいと思います。学生時代にはボクシング、俳優のキャリアを始めてからは中華武術やテコンドーを含め日常的に練習し、過去の仕事でもアクションを撮影してきたので、その経験が今回の新しいチャレンジに活かせるよう頑張ります」
<松雪泰子>
「世界中にファンがいる今作。演じさせて頂くキャラクターは原作ファンの方々の思い入れも強いキャラクターだとお聞きし、身の引き締まる思いです。曽利監督とも実写の映画では初めてですので、どんな作品作りになるか、楽しみにしております」